ナレッジワークが新しい営業支援AIを発表
株式会社ナレッジワークは、東京都港区に本社を構え、営業担当者を支える新たなAI「セールスイネーブルメントAI」を発表しました。目指すは「できる喜びが巡る日々を届ける」、このミッションのもと、営業活動の効率性と成果向上を支援します。
セールスイネーブルメントAIの特長
今回発表された「セールスイネーブルメントAI」は、営業担当が日常的に直面するさまざまな業務への支援を目的としたAI機能を実装しています。具体的には、ナレッジ共有にとどまらず、ワークやピープル、ラーニングなど多岐にわたる領域でAIを活用し、包括的に営業担当者の業務と学習をサポートします。
AIは、顧客企業の営業業務に関する情報をもとに、特にユーザーに使いやすく、精度の高い機能を提供することを目指しています。ナレッジワークは、営業担当者が必要な情報を迅速かつ正確に得られるよう、多様なアプローチを用いています。
新モジュールの導入
ナレッジワークでは、主力モジュールである「ナレッジ社内共有」を他の大手企業に導入した実績があります。このたび新たに導入される3つのモジュール、すなわち「ナレッジ資料作成」「ワーク商談推進」「ワーク社外共有」は、営業プロセスにおける効率性をさらに向上させることを目的としています。
1.
ナレッジ資料作成: パワーポイントにナレッジ社内共有を組み込み、すばやく資料を作成する支援を行います。
2.
ワーク商談推進: Salesforceから得られる顧客データをもとに、適切なナレッジを提案し商談を前進させることを手助けします。
3.
ワーク社外共有: 顧客との商談に関連づけて、簡単にナレッジを共有できる環境を整えます。
これにより、営業担当者は情報をより迅速に扱うことができ、商談における効果が大幅に向上すると期待されています。
AIエージェントの活用
ナレッジワークはさらに、営業担当やマネージャーの業務を支援するAIエージェントの開発も進めています。このAIエージェントは、営業担当者からのシンプルなリクエストに応じて、資料作成や商談準備などの業務を代行します。また、営業マネージャー向けには商談ロープレを行うAI商談コーチの開発も進めており、より実践的な教育やトレーニングを提供することが可能になります。
企業の背景と展望
ナレッジワークのCEO、麻野耕司は「営業担当者の方々に『できる喜び』を提供したい」と述べています。営業生産性が低いとされる日本において、AIの力でその改善が見込まれると期待されています。また、CTOの川中真耶も、「営業特化型のAIを用いて、顧客に最適なサービスを提供する」とし、技術開発に力を入れる姿勢を示しています。
ナレッジワークは、今後も開発チームを拡充し、営業活動におけるAIの活用を進め、企業や営業担当者にとって価値あるソリューションを提供していく方針です。数々の成功事例から、企業の未来の姿を見据えたサービスやプロダクトを展開していくでしょう。