大阪警察病院、TriNetXと提携し臨床試験の拡充を目指す

大阪警察病院がTriNetXと提携：新たな医療の扉を開く

2023年11月8日、関西地方の中心的な医療機関である大阪警察病院が、医療研究と臨床試験の新しい機会を拓くために、TriNetXとパートナーシップ協定を締結したことが発表されました。この提携は、80年以上の歴史を持つ大阪警察病院が地域医療にさらなる貢献を果たすことを目指しているものです。

Osaka Police Hospitalの役割

大阪警察病院は、大阪市天王寺区に位置し、社会医療法人警和会によって運営されています。この病院は、急性期医療に特化したサービスを提供し、医療従事者の育成においても高い評価を受けています。さらに、2025年1月に予定されている第二大阪警察病院との合併により、650床を持つ新しい病院が誕生し、更なる医療の高度化が期待されています。

澤芳樹病院長は、「TriNetXの広範なグローバルネットワークを活用し、新しい病院モデルを医療界に広められることを期待しています。」と語ります。このプラットフォームによって、国際的な臨床試験に参加する機会が増え、当院のスタッフが研究活動を更に進めることを望んでいます。

TriNetXとの提携

TriNetXは、リアルワールドデータを利用して新しい治療法の開発を加速するためのグローバルネットワークを提供しています。この提携により、大阪警察病院は臨床試験の環境を強化し、医療機関と製薬企業の連携を最適化することを目指します。特に医療現場での新薬開発に関する課題を解決するための取り組みが期待されています。

TriNetXの日本カントリーマネジャー、若林昭吾氏は「このパートナーシップは、当社の日本及びアジアパシフィック地域全体でのネットワーク拡大へのコミットメントを示しています」と述べています。このネットワークが日本の医療界に新たな価値をもたらすことを期待しています。

大阪警察病院の未来

大阪警察病院は、「いのち輝く未来に貢献する」を基本理念として掲げ、さらに進化を果たしていくことを目指しています。新しい病院では、スマートホスピタルとしての実現に向けた4つの基本方針を設定し、未来に向けた革新を押し進める計画です。

この提携により、新たな研究機会の創造とともに、大阪警察病院は地域医療を改革し、新しい医療モデルの確立に向けて大きく前進します。080年の実績を引き継ぐ大阪警察病院の今後の発展に、医療関係者や地域住民からも大いに期待が寄せられています。