山崎タクマの快挙
2026-05-08 09:46:59
物質調律家・山崎タクマが英Dezeenの注目若手デザイナーに選出
物質調律家・山崎タクマが注目を集める
デザインの世界で、新たな潮流が生まれています。その中心に立つのが、物質調律家でありデザイナーの山崎タクマさんです。彼の独自のアプローチが、英国のデザインメディアDezeenに評価され、「注目の若手デザイナー10組」に選出されました。この選出は、イタリア・ミラノで開催されるSalone del Mobile.Milanoの若手部門、SaloneSatelliteにおけるプロジェクトの一環として行われました。
Bio-Videと物質の境界を探る
山崎が選出された背景には、彼の約10年にわたる取り組み「Bio-Vide」があります。今回の新作「Becoming Object」では、彼は自身の作品をさらなる高みへと進化させました。このプロジェクトでは、自身を“モノ”として存在させる試みが行われたのです。山崎は、特別に設計された椅子に座り続けることで、物質と生命の特徴を探る実践を行いました。合計43時間にもわたるこの行為は、単なるパフォーマンスではなく、物としての感覚を追求するための重要な実験となりました。
「物座」とは何か?
「物座」と呼ばれるこの実践において、山崎は落ち葉再構成の椅子に座り、仮面を装着したまま空間に配置されました。彼の黒髪が仮面の隙間から見え、まるで物の一部としてその場に溶け込む様子は、多くの観衆を魅了しました。しかし、この試みは単なるビジュアルアート以上のものです。彼は、物体の側からの新たな知見を探求しているのです。
Dezeenによる高評価
Dezeenの編集部は彼の作品を称賛しました。「Bio-Videチェアを完成させるために何時間も座り続けた姿は、まるでマリーナ・アブラモヴィッチが生み出した瞬間のようだった」との評価を受けました。実際、山崎はこのプロジェクトを通してアニマシー(有生性)について考察しました。「何が“生きている”と感じられるのか、モノとしての存在が何を意味するのか」という問いは、これからのデザインにおいても非常に重要なテーマです。
物質と生命のあいだに潜む境界
山崎は、自身のプロジェクトを通じて、物質と生命の境界が本当に存在するのかを問い続けています。「初日は自分が花のようになる感覚があったが、やがて身体が痺れ、モノと生物の境界を実感するようになった」と彼は語ります。彼の言葉から感じ取れるのは、物と生命との間には絶対的な境界がないのではないかという思索です。最終的には、「生の一瞬を支える物を創りたい」とのクリエイティブな信念が明確になったと言います。
山崎タクマのプロフィール
山崎タクマは1990年生まれ。多摩美術大学をトップで卒業後、キヤノンでのデザイン職を経て独立。数々のデザインアワードを受賞し、2社を経営するデザイナーです。彼の今後の展望は、宇宙船デザインや地球外環境における人間と物質の関係性にも及びます。また、映像や音楽、ファッションといった多岐にわたる分野での活動も注目されています。2025年にはニューヨークで個展を予定し、その影響力はさらに広がっています。
まとめ
山崎タクマの作品は、物質と生命との間の新たな視点を提供しています。彼の探求が、デザイン界における新たな潮流を生むことは間違いありません。今後の活動から目が離せません。
会社情報
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TAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社
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