大阪工業大学、臨床工学技士養成コースを2025年に開設
大阪工業大学は、2025年4月より工学部生命工学科に新たに「臨床工学技士養成コース」を設置することを発表しました。このコースは、狭義な専門知識だけでなく、広範な技術力を身につけることを目的としています。これにより、今後の医療界で必要とされるイノベーションに即応できる人材を育成します。
多様な分野に対応した教育環境
新設されるコースでは、生命科学から医工学に至るまで、多様な分野の探究を支援するため、最新の設備や機器を取りそろえた教育環境が整備されます。学びの場は、実践的なスキルを習得できるよう工夫されており、医療機器や技術の発展に即応できる力を学生に培わせることを目指しています。
高度な医療機器に対応するための専門性
現代の医療の効果的な運用には、複雑化した医療機器を正確に使用できる技術が求められます。そのため、医学と工学の両方を網羅した知識やスキルを持つ専門家の育成が欠かせません。臨床工学技士養成コースでは、国家資格「臨床工学技士」の受験資格を獲得できるカリキュラムが用意されており、理論と実践が融合した学びが実現されています。
産学連携による実践的な学び
本コースのもう一つの特徴は、広島国際大学との連携による医療機器を使った実習が行われる点です。この連携により、学生は腹腔鏡手術など、先進的な医療技術を身をもって学ぶことが可能になります。こうした実習を通じて、学生は医療技術者として必要な実践力を身につけ、高度な医療現場で即戦力として活躍することができるでしょう。
将来を見据えた人材育成
臨床工学技士養成コースでは、医学と工学の融合を図り、「いのちのエンジニア」としての専門性を育むことが期待されます。医療機器のスペシャリストとしてチーム医療に貢献できるメディカルスタッフを養成し、医療現場における革新に寄与する人材の誕生を促進します。
詳細については、臨床工学技士養成コースのWEBサイトをご覧ください:
臨床工学技士養成コース。
この新しい取り組みは、医療業界のさまざまなニーズに応えるとともに、未来の医療を支える人材を育成することに貢献します。大阪工業大学は、工学の力を活かして、今後の医療技術の発展に貢献していくことを目指しています。