カリフォルニアワイン史を語る伝説のワイナリーが日本上陸!
サンタ・バーバラで初めてピノ・ノワールを植えた歴史を持つ『サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤード』が、株式会社都光により日本国内正規代理店として販売開始されました。
同ワイナリーは、1971年に植物学者のマイケル・ベネディクトと地質学者のリチャード・サンフォードによって設立されました。彼らは、膨大な調査と分析を重ね、サンタ・バーバラ郡ロンポックの郊外、現サンタ・リタ・ヒルズAVAにある耕作地を理想の栽培地として選びました。この地は、現在ではサンタ・バーバラの銘醸地として知られていますが、彼らがピノ・ノワールを初めて植えた場所なのです。
当時、ピノ・ノワールは温暖なカリフォルニアでは難しい品種とされ、この地域は注目されていませんでした。しかし、1978年に発売された『サンフォード&ベネディクト ピノ・ノワール 1976』がロサンゼルス・タイムズ紙で「ロンポックの納屋にあるアメリカン・グラン・クリュ」と評されたことで、この土地のポテンシャルが証明され、サンタ・バーバラのワイン産地としての地位確立に大きく貢献しました。
サンフォードは、映画『サイドウェイ』で主人公が最初に訪れるワイナリーとして登場し、その名を世界に知らしめました。また、オー・ボン・クリマ、サンディ、ザ・ヒルト、フェス・パーカーなど、サンタ・リタ・ヒルズの多くの有名ワイナリーにブドウを供給するなど、この地域のワイン造りに欠かせない存在となっています。
サンフォードのワインは、歴史的なサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードとそれに隣接するラ・リンコナーダ・ヴィンヤードのブドウをブレンドして造られています。ピノ・ノワールは、フレンチオーク樽で11か月熟成され、ラズベリー、イチゴ、チェリーなどの赤系果実とドライフラワーの香りが特徴です。シャルドネは、一部をフレンチオーク樽で発酵させ、グリルしたレモン、ドライフラワー、カモミールの香りが楽しめます。
サンフォードのワインは、その歴史と品質から、ワイン愛好家にとって垂涎の的となっています。この機会に、伝説のワイナリーの味わいをぜひご堪能ください。
サンフォード・ワイナリー&ヴィンヤードのこだわり
サンフォードは、環境への配慮にも力を入れています。自社畑であるサンフォード&ベネディクト・ヴィンヤードとラ・リンコナーダ・ヴィンヤードは、持続可能なブドウ栽培を実践し、「カリフォルニア・サステイナブル・ワイングローイング認証」を取得しています。
具体的には、節水のための灌漑システム、除草剤を使用しない除草システム、猛禽類の巣箱設置による自然な害虫駆除などを行っています。480ha以上の敷地のうち、ブドウが植えられているのは108haのみで、残りの敷地は自然のまま保たれています。
サンフォードのワインは、歴史、品質、環境への配慮、全てにおいて高いレベルを誇る、まさに伝説のワイナリーと言えるでしょう。