脱炭素と資源循環
2025-09-30 12:20:31

大丸松坂屋百貨店が実施する脱炭素・資源循環型社会へ向けた取り組み

大丸松坂屋百貨店が自社のサステナビリティ活動を新たに報告



最近、大丸松坂屋百貨店が脱炭素と資源循環型社会の実現に向けた活動についての進捗を公開しました。こちらは「SDGs週間」にあわせた報告です。同社は「持続可能な社会とくらしのあたらしい幸せの実現」を目指し、環境と社会の課題解決に貢献することを掲げています。

脱炭素社会の実現を目指して



大丸松坂屋百貨店を含むJ.フロント リテイリンググループは、パリ協定に基づいた目標設定を行い、温室効果ガスの排出量削減とサーキュラー・エコノミーの推進を図っています。2050年までにネットゼロを実現することを目指しています。具体的な数値として、2024年4月に大丸梅田店の再生可能エネルギーへの切り替えにより、基準年度(2017年度)比で温室効果ガス排出量を64.2%削減したとのことです。

さらに、2025年4月には大丸東京店が再生可能エネルギーに切り替わり、全15店舗中10店舗がこの取り組みを実施しました。この結果、電力使用量における再生可能エネルギー比率が75.3%に達しています。

また、Scope3においても、当社の温室効果ガス排出量を27.2%削減し、特に調達した製品やサービスからの排出が多いため、協力企業との対話を重視し、データ共有を進めています。

資源循環型社会の実現に向けた取り組み



次に、資源循環型社会の実現への具体的な取り組みとして、「混ぜればごみ、正しく分ければ資源」を合言葉に、店舗や事業所での廃棄物削減に努めています。店舗で発生する食品廃棄物のリサイクル率は83.2%に達し、さらに食品リサイクル率100%達成を目指しています。

最近では、「Fry to Fly Project」と称されるプロジェクトに参加し、廃食油の資源循環を進める取り組みも開始しました。このプロジェクトは、持続可能な航空燃料の国内初の大規模生産を目指しています。

参加型資源循環活動も推進



大丸松坂屋百貨店は、お客様と共に行う参加型の資源循環活動も展開しています。「エコフキャンペーン」では衣料品回収活動が行われ、顧客から集めた衣類をリユース・リサイクルしています。また、ギフトカタログのリサイクル活動では、回収したカタログから制作したオリジナルトイレットペーパーを提供し、環境意識を高める取り組みを行っています。

特に注目すべきは、衣類循環アップサイクルプロジェクト「roop」です。ここでは衣類をアップサイクルし、新しいファッションアイテムとして提案します。プロのデザイナーのほか、服飾学校の学生も参加しており、実施されたコンテストでは新しいアイデアが多く誕生しています。

地域との関係を重視



また、大丸松坂屋百貨店は地域との関係を考慮し、台東区と連携して循環型ライフスタイルを広めるためのイベント「循環生活コトハジメ」を開催しました。多くの人々が訪れ、様々な資源循環の事例を学ぶ機会となりました。こういった継続的な取り組みを通じて、地域社会との共生を目指しています。

今後の展望



大丸松坂屋百貨店は、J.フロント リテイリンググループの一員として、引き続き「Think GREEN」「Think LOCAL」「Think SMILE」の3本柱を基にしたサステナビリティ活動を推進していく方針です。このような取り組みにより、持続可能な社会の実現を目指し、さらなる進展を期待しています。サステナビリティに関する具体的な活動は、同社のコーポレートサイトを確認することで詳しい情報が得られます。


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会社情報

会社名
株式会社 大丸松坂屋百貨店
住所
東京都江東区木場二丁目18番11号
電話番号
050-5497-6916

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