MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderlessの1周年
東京に位置するMORI Building DIGITAL ART MUSEUMは、オープンから1周年を迎え、230万人という驚異的な来館者数を記録しました。このミュージアムは、デジタルアートの新たな形を提示し、来館者に独自の体験を提供することで話題を呼んでいます。
「Borderless」のアート体験
このミュージアムの最大の特徴は、「Borderless」というコンセプトに基づいた作品群です。季節ごとに変わるアートは、境界がなく繋がる世界観を表現し、訪れる度に新たな感動や発見をもたらします。ここでは訪問者が能動的に作品と関わりながら体験することができ、多くの来館者の心を捉えています。
また、約230万人の来館者の中で、海外から訪れた観光客はなんと約50%を占めていることが判明しました。特にアメリカ、オーストラリア、中国、タイ、カナダ、イギリスといった国々から、多くの人々がこの施設を目的に訪れています。さらに、特定のアンケート調査の結果、訪日外国人のうち50%がこのミュージアムを訪れるために東京を選んだことも示されています。
東京の新たな観光スポットとしての役割
MORI Building DIGITAL ART MUSEUMの開業により、東京の臨海エリアは大きな活性化を見せています。最寄り駅の「青海」駅の乗降者数は前年比で約1.5倍の増加を記録し、周辺の商業施設への訪問者数も増加の一途をたどっています。このように、地域全体の観光客数が増え、エリアの活性化に直結しています。
さらに、近隣にあるホテルや商業施設との連携によって、宿泊プランやランチプランも展開されており、多くの反響を得ています。これにより、地域の経済にとっても重要な役割を果たしており、「東京の新名所」としての地位を確立しています。
文化とアートでの今後の発展
このミュージアムの魅力はまだまだ尽きることがありません。今後も新作や展示の更新を行い、訪れた人々に新たな体験を提供し続ける意向が示されています。東京都知事や文化庁長官からのコメントでも、ミュージアムの活動が未来の文化発信に向けて期待されていることが伝えられています。
特に、文化庁長官の宮田氏は、デジタルアートが日本の伝統と融合した作品が表現されており、他に類を見ない存在であると絶賛しました。観光庁長官も、オリンピック・パラリンピックを控える中で、このミュージアムが多くの外国人観光客にとっての魅力となっていることを強調しています。
美術館の基本情報
- - 名称: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
- - 場所: 東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
- - 入館料: 大人(高校生以上)3,200円、子供(4歳〜中学生)1,000円など
- - 開館時間: 月〜金 10:00〜19:00、土・日・祝 10:00〜21:00
このように、MORI Building DIGITAL ART MUSEUMはただの美術館に留まらず、東京という都市が持つ文化の未来を形作る重要な拠点となっています。今後の発展に目が離せません。