『ART FARM IKEJIRI』とは
旧世田谷区池尻中学校があった場所に、2025年4月16日にオープン予定の複合施設「HOME/WORK VILLAGE」の屋上に誕生する『ART FARM IKEJIRI』。このプロジェクトは、都市生活者が自然との触れ合いを楽しむための新しいサードプレイスの提供を目指しています。ここでは、人と自然が共生するライフスタイルを提案し、アーティストやクリエイターたちが集まる場として活動します。
プロジェクトの背景
この取り組みは、都市生活者の生活に農的な要素を取り入れることで、心身の健康に寄与するという考えから始まりました。近年、都市のコミュニティファームを取材し、そこでの経験を通じて、都市に住む人々が自然と触れることの重要性を実感したクリエイティブメンバーたちが集い、クラウドファンディングを通じて支援を募ることにしました。
名称に込められた想い
『ART FARM IKEJIRI』という名称には、「人と自然が共創する場」を目指したいという熱い想いが込められています。多様なアートを通じて、地域や都市、環境の再生を促進することを目指し、コミュニティに貢献していきます。
実現したいプロジェクトの内容
SHARE FARM
参加者は、家族や仲間と協力して野菜や果物を育て、収穫したものを「Farm to Table」で味わうことができます。都会の中で土に触れ、自然の循環を実感できる場を提供します。毎週プロのガーデナーによるレクチャーも予定しており、楽しく学びながら得た知識を活かして栽培を行えます。
VINEYARD
カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、シラーといったワイン用ぶどうの苗を育成し、郊外のワイナリーとの連携でワインの醸造も計画しています。このエリアは小規模な集まりやトークイベントにも利用できる場所になる予定です。
WORKSHOP
栽培技術やアーバンパーマカルチャー、アウトドアに関する講座を通じて、人と自然の結びつきをより深める様々なワークショップを開催します。
MARCHE & EVENT
週末を中心に、地元農家によるマルシェやアートイベントなどを開催する予定で、地域の生産者とも協力して活気溢れる場を作ります。
COMPOST
環境に優しいコンポスト発電や、堆肥の回収を行う交流の場も設け、地元のコミュニティを育てます。
KITCHEN
収穫した野菜を調理できるキッチンも設置され、バイオジオフィルターで排水を浄化して自然に還元する取り組みも行われます。
会員制システム
『ART FARM IKEJIRI』では、農園全体をメンバーで分かち合うシステムを採用しています。メンバーは、プロのガーデナーと共に作業し、様々なワークショップへの参加を通して農的なライフスタイルを学べます。収穫物も分かち合い、その場で調理して味わうことができるのです。
クラウドファンディングによる支援
このプロジェクトは、月額3,000円(税込)から参加できるメンバーシッププランや、各種ワークショップなど多彩な支援メニューを用意し、コミュニティを育てることを目的としています。
会社情報
『ART FARM IKEJIRI』を運営するThe Art Farm 合同会社は、植物文化研究者の石田紀佳を代表とし、都市型農園や庭園の企画・制作・運営を行っています。本社は東京都世田谷区に位置し、新たな都市農業の形を提案することを目指しています。
このように『ART FARM IKEJIRI』は、新たな農的ライフスタイルの提供とともに、地域の活性化を目指したプロジェクトです。これからの活動から目が離せません。