新たな物流ソリューションの誕生
最新の冷凍自動倉庫『LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅰ』が着工を迎えた。この新しい施設は、物流業界の抱える労働力不足や冷凍温度帯における労働環境の改善に応えるものとして、自動化技術を取り入れた冷凍倉庫の形態で進められている。新しい物流ソリューションの実現に向けて、さまざまな努力がなされている。
立地の優位性
本施設は、冷凍・冷蔵物流施設が集積する東扇島湾岸エリアに位置しており、首都高速湾岸線「東扇島IC」からわずか約2.0kmの距離にある。これにより、関東全域を対象とした配送拠点や輸出入貨物の集約地点としての利便性も非常に高い。近年の物流業界において、効率的な供給チェーンの確立は重要であり、同施設の建設はその実現への一歩と言える。
環境への配慮
2030年に予定されるフロン規制を見据え、冷凍機には自然冷媒であるCO₂やアンモニアを使用予定だ。また、屋上には太陽光発電パネルが設置され、再生可能エネルギーを活用して施設内に電力供給が行われる設計が施されている。このように、環境への配慮を忘れず、持続可能な物流施設を構築する姿勢が伺える。
LOGI FLAG の理念と未来への取り組み
『LOGI FLAG』とは、物流施設を一本の旗になぞらえ、日本や世界に次々とこの旗を掲げていくことを目指したプロジェクトである。物流業界が直面しているさまざまな課題を解決し、新たな価値を提供するパートナーとして常に未来を見据えた取り組みを続ける姿勢が重要だ。
このプロジェクトは、霞ヶ関キャピタル株式会社の登録商標である『LOGI FLAG』に基づいて進行し、物流業界の変革を寓意している。
会社情報
本プロジェクトを手掛ける霞ヶ関キャピタル株式会社は、2011年に設立された、不動産コンサルティング事業を展開する企業である。ホテルやヘルスケア施設の開発を含むさまざまな事業を行い、2024年8月末時点で256名の従業員を擁する。
本社は東京都千代田区にあり、資本金は184億9392万円(資本準備金を含む)と規模も大きい。今後も新たな物流施設の開発を進めることで、業界の発展に寄与していくことが期待される。
このように、冷凍自動倉庫『LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅰ』は、労働環境の改善とともに、持続可能な物流を実現するための重要な一歩であり、今後の業界に与える影響から目が離せない。