魅力あふれるディーゼル特急の歴史を辿る『キハ82物語』の復刊
2025年1月16日(木)、名著として知られる『キハ82物語』(著者:石井幸孝)が再び世に送り出される。この復刊は、株式会社書泉の「書泉と、10冊第2シーズン」の一環として行われ、ファンにとって待望のニュースとなっている。
特急ディーゼル車両の誕生
キハ82型は1960年に登場した日本初の特急型気動車で、国鉄時代に特急列車が幹線の電化区間以外でも運行される道を開いた。著者の石井幸孝さんは、多くのディーゼル車両の開発に関わり、その経験を記した本書は、ディーゼル車両の発展とその影響を深く掘り下げている。
この復刊版では、特急型気動車の魅力だけでなく、その背景にある開発秘話や運用状況も詳しく紹介される。特急「南紀2号」の走行音を収録したCDが付属するなど、充実した特典も用意される。
書泉の挑戦—名作復刊の意義
「書泉と、10冊」という企画は、貴重な名作を適正価格で届ける取り組みの一環である。書泉によると、続々と復刊される書籍は、ただの再販ではなく、過去の名著を新たな形で世に広めるための手段だという。今回の『キハ82物語』の復刊も、多くの読者からの支持があった結果だ。
魅力的な特典
特に注目すべきは、有償特典版に含まれる「国鉄キハ82系特急『南紀2号』の走行音CD」である。このCDには、ディーゼル特急の走行音や当時の車内放送を聞くことができ、ファンにはたまらない一品となること間違いなしだ。
書泉や芳林堂書店では、この特別版の予約が2025年1月16日から開始される。購入希望者は、1月から2月末までの予約期間中にチェックしておくことが必要だ。
20年の時を経て
『キハ82物語』は2005年に刊行され、その後も多くのファンに支持されてきた。しかし、一時は在庫がなくなり、入手が難しくなっていた。今回の復刊により、再び手にすることができる。この意義を著者の石井さんも強調している。「20年ぶりの復刊は、私自身にとっても非常に嬉しい」と述べ、ディーゼル特急の開発と進化を続ける鉄道の歴史に想いを馳せている。
鉄道ファン必見の一冊
この復刊は、特に鉄道ファンにとって見逃せないチャンスである。ディーゼル特急の半世紀にわたる記録を収めた『キハ82物語』は、鉄道の歴史や文化を理解する上での貴重な書籍である。仮に本書が売り切れとなってしまわないよう、予約は早めに行っておきたいところだ。
商品詳細
- - 書名: キハ82物語(著者:石井幸孝)
- - ISBN: 978-4-533-16518-4
- - 判型: A5判 / ページ数: 192頁
- - 通常版価格: 3,300円(税込)
- - CD付き有償特典版価格: 4,565円(税込)
書泉・芳林堂書店や書泉のオンラインショップで購入できるこの本に、ぜひ注目してほしい。特急ディーゼル車両の歴史を知り、懐かしさに浸る貴重な機会をお見逃しなく!