酒場詩人・吉田類が再び低山へ!「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30 二合目」発売
酒場詩人として知られる吉田類さんが全国の低山を巡るNHKの人気番組「にっぽん百低山」。その書籍化第2弾となる『NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30 二合目』が、6月25日にNHK出版より発売されます。
本書では、類さん自らが「まだまだ知ってほしい、登ってほしい」と語る30座がセレクトされ、読者を再び「誌上登山」へと誘います。
低山の魅力を再発見!
本書では、北海道から九州まで、個性豊かな30座の魅力が、写真と文章で紹介されています。
例えば、緑の草原と岩や石仏のコントラストが特徴的な北海道・恵山や、可憐な草花が咲き乱れる長野・大姥山など、それぞれの山の魅力が伝わってきます。
また、低山の魅力は、地域の人々の生活と密着している点にあります。本書では、それぞれの山と人々が紡いできた物語、そして山麓にある地元の名店なども紹介されており、山登りを通して地域の魅力も味わえます。
低山の魅力を語る特別対談も収録!
本書には、低山ライターの大内征さんと文化人類学者の中沢新一さんとの特別対談も収録されています。類さんと2人の専門家による、低山の魅力を語る対談は必見です。
「まえがき」をデジタルマガジンで公開中!
本書の発売を記念して、NHK出版デジタルマガジンでは、「まえがき」と内容写真を一部公開しています。本書の内容を少しだけ垣間見ることができますので、ぜひチェックしてみてください。
低山への興味が沸き立つ一冊
本書は、登山初心者からベテランまで、幅広い層に楽しめる内容となっています。吉田類さんの軽妙な語り口と美しい写真の数々が、読者の心を掴み、低山への興味を掻き立てること間違いなしです。
この機会に、吉田類さんと一緒に、低山の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30 二合目」を読んだ感想
酒場詩人・吉田類さんの優しい語り口と、美しい写真の数々に魅了され、あっという間に読み終えてしまいました。
本書の魅力は、ただ山を紹介するだけでなく、その山と人々の生活、文化、歴史といった深みのある物語が語られている点です。
例えば、北海道・恵山の賽の河原では、かつて多くの船が難破し、その亡くなった人々の霊を慰めるために石仏が建てられたという話や、長野・大姥山では、地元の人々が山菜を採ったり、木を伐採したりして生活してきた歴史などが紹介されています。
これらの物語を通して、山が単なる自然の風景ではなく、人々の暮らしと深く結びついていることを実感しました。
また、吉田類さんが、それぞれの山にまつわる思い出話や、登山中のエピソードを語る場面も印象的でした。類さんの軽妙な語り口は、山登りの楽しさや、自然と触れ合う喜びを伝えてくれます。
本書を読んだ後、実際に低山に登りたくなる気持ちになりました。週末は、近くの低山に足を運んで、自然と触れ合い、地元の人々との交流を楽しんでみようと思います。
吉田類さんの優しい語り口と美しい写真の数々、そして山と人々の物語に心打たれる一冊です。低山に興味がある方はもちろん、そうでない方も、ぜひ手に取ってみてください。