真田将太朗氏の個展「OVER」が開幕します
2024年3月23日から、東京のSTREET DREAMS STUDIOSで、注目の画家真田将太朗氏の個展「OVER」が開催される。この個展では、約20点の新作が発表されるとともに、特別なライブペインティングも行われる予定だ。真田氏は、空間性を内包した「新しい風景」を描くことをテーマに、大型絵画を制作し、人工知能の技術を取り入れたアートの探求を進めている。
真田氏は2011年に兵庫県で生まれ、東京藝術大学を卒業後、2023年4月から東京大学の大学院に進学した。彼は在学中に数々の個展を企画し、注目を集めている。特に、Google JapanとコラボしたプロジェクトでZ世代アーティストの第一弾に選定され、JR長野駅には彼の10メートルの壁画が常設されています。これらの経験は、彼のアートに対するアプローチに大きな影響を与えている。
個展の特徴とテーマ
今回の個展「OVER」では、すべての作品が木曽檜で制作されている。木曽檜はその美しさと耐久性から、日本の文化や歴史に深く根付いた特別な材であり、特に御嶽山を望む木曽谷では、長い年月をかけて育まれてきた。この木材に込められたストーリーは、それ自体が生命の象徴であり、真田氏はその魅力を作品に反映させようと取り組んでいる。
真田氏は、「生きている」という感覚を強調し、木曽檜の年輪を通じて時間の流れや生命の営みを視覚化する。「個展では歴史を感じさせる命の断面として、果たして現代にどう映るのかを探る」と語っており、訪れる人々にその思いを感じ取ってもらいたいと願っている。
ライブペインティングの実施
特に注目すべきは、展示会場に持ち込まれる100kgを超える木曽檜の切り株であり、展示期間中にライブペインティングを行う予定だ。具体的な日程は主催者のHPやSNSで確認が可能で、観客がその場で真田氏の創造過程を見る貴重なチャンスとなる。
開催詳細
- - 会期: 2024年3月23日(土)〜 4月21日(日)
- - 会場: STREET DREAMS STUDIOS TOKYO(東京都港区北青山3-12-12 HOLON-R 1F)
- - 開館時間: 12:00〜19:00
- - 休館日: 月曜・火曜・水曜
- - 観覧料: 無料
真田将太朗氏の個展「OVER」は、ただのアート展ではなく、現代に生きる私たちに深い考察を促す機会となるだろう。都市の喧騒から少し離れ、美しい木曽檜を用いた作品たちに心を奪われてみてはいかがだろうか。ぜひ、お誘い合わせの上お越しください。