日本初上演の『平和』
2025-08-25 12:48:54

2500年前のギリシャ喜劇『平和』が日本初上演!渾身の舞台のすべて

ギリシャ喜劇『平和』がついに日本に上陸



2025年10月、劇団うずめ劇場が日本初上演するギリシャ喜劇『平和』が注目を集めています。この作品は、古代ギリシャの名作をペテール・ハックスが翻案したもので、長年にわたって期待されてきた舞台です。演出を手掛けるのはドイツ出身のペーター・ゲスナー。彼は東西冷戦の影響を受けた劇的な歴史を生きてきた人物で、その経験が本作に色濃く反映されています。

上演の背景



『平和』は、2500年前のアテネに誕生した喜劇で、ワールドトーニング演劇の一環として、戦後80年の節目に日本でその幕を開けることになりました。本作では、ギリシャの神々が人間から逃げ出し、平和の女神が井戸に閉じ込められているという物語が展開します。商売あがったりのブドウ農家トリュガイオスが、女神を救うために天界へ旅立つ様子が描かれています。この作品が日本での上演となることで、歴史からのメッセージや現代社会への風刺も発信することが期待されます。

演出の真髄



演出家のゲスナーは、2500年前のギリシャ喜劇を現代にどう再現するかを熟考し、印象的な演出を施しました。特に注目すべきは、俳優が仮面を使って複数の役を演じるという手法です。このやり方により、全く別のキャラクターに変身することができ、観客もその演技に引き込まれることでしょう。また、オリジナルの生演奏による音楽が楽曲を添え、中高生から大人まで楽しめる舞台に仕上がっています。

社会的意義



本作の価値は、単に笑いを提供するだけではなく、現代社会における政治的不安や衆愚政治への警鐘を鳴らす部分にもあります。2500年前にも存在したデマゴーグや煽動家の姿は、現在の状況とも共鳴するものがあります。観客は笑いを通じて、時代が本当に変わったのか、また、脆弱な民主主義が直面している現実について考える契機となるでしょう。

ベトナム国際実験演劇祭への参加



『平和』は日本での上演後、ベトナム国際実験演劇祭に正式に招聘されることも決まりました。この舞台は、戦争を経て平和への願いを共有する力をかけたもので、国境を越えて感動を届けることが目指されています。

チケット情報



公演は2025年10月17日から19日まで、東京都墨田区のシアターΧ(シアターカイ)で行われます。チケットは、カンフェティにて発売中。一般席は5000円で大学生は3000円、中高生は1000円、小学生は500円と比較的手頃な価格で手に入れることができます。特典もあり、ぜひお早めにお求めください。

劇団うずめ劇場が贈るこの渾身の舞台を観る絶好の機会をお見逃しないように!


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会社情報

会社名
カンフェティ(ロングランプランニング株式会社)
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