顧問が名刺交換やSNS発信で動く新サービス、スパイアソリューションが開始

スパイアソリューションによる新しい顧問制度

福岡市に本社を置くスパイアソリューション株式会社は、2025年6月から日本初となる「実働型顧問制度」を導入します。この新サービスは顧問自らがクライアントの代理として交流会に参加し、名刺を使って対外的な接点を築くという革新的なもので、中小企業経営者の悩みに直接応える形を取っています。

実働型顧問制度の特徴

この制度は、従来のアドバイスに留まらず、顧問がクライアントとともに行動し、悩みの解消に向けた実践的な支援を提供します。具体的には、以下のようなサービスが含まれています。

1. 交流会での名刺交換
顧問がクライアントの名刺を持って交流会に参加し、新たなビジネスチャンスを広げます。これにより、顧客との接点が増え、対外的な認知度向上が期待できます。

2. SNS広報支援
毎月行われるSNSでの広報投稿、フォロワー5,000人を超える代表のアカウントから発信され、企業の魅力を広めるサポートを行います。この広報支援は通常10万円相当の価値があると言われ、月額料金に含まれています。

3. 神社同行によるメンタルケア
経営者が抱える悩みやストレスを少しでも軽減するために、顧問が選ばれた神社へ同行し、参拝をサポートします。この経験を通じて、心を整え直し、再決断を支援します。

4. 経営者理念の浸透支援
経営者の考えをスタッフにうまく伝えるための言語支援も行い、企業全体での理解を深めさせます。

現代の中小企業が直面する課題

近年、多くの中小企業経営者は複雑化した環境の中で、人手不足や業務の優先順位決定に苦慮している現状があります。「中小企業白書」では、経営者が抱える悩みの上位には後継者不足や従業員との価値観のズレが挙げられており、これらの要因が経営判断に悪影響を及ぼしています。これを受けて、スパイアソリューションが考え出したのが、この新たな顧問制度です。

経営者が求める新しい顧問像

従来の顧問サービスは、アドバイスに偏りがちでしたが、今の経営者は実践的な支援を求めています。スパイアソリューションの新サービスは、まさにそのニーズに応える内容です。経営者との距離を縮め、共に活動することで、より具体的に経営課題にアプローチします。

初期導入企業の募集

この実働型顧問制度は、初期段階として先着10社のみを対象に募集を行っています。「地方と都市をつなぐ中小企業」や「経営者の孤独を和らげる支援を求めている企業」など、特定の企業に向けてサービスを展開していく予定です。

今後、デジタル化が進む中小企業経営において、スパイアソリューションの取り組みがどのように影響を与えるか、注目が集まります。顧問制度の進化が、中小企業の持続的な成長を促進する一助となることを期待しています。