国東での特別な体験!
2025年10月12日(日)、大分県国東市にて「オリーブ×七島藺バスケタリー作りワークショップ」が初めて開催されます。このイベントは、地域の歴史と文化が息づく国東ならではの特別な体験です。
ワークショップの概要
今回のワークショップは、国東市在住の七島藺工芸作家、岩切千佳さんを講師に迎え、オリーブと七島藺を組み合わせた独自の収穫かご「バスケタリー」を作る内容となっています。参加者は、あらかじめ準備されたオリーブの枝を使い、七島藺を編み込んで自分だけのバスケタリーを作成。その後、できたかごを使って旬のオリーブの実を少しだけ収穫し、記念として持ち帰ることができます。
このワークショップでは、歴史ある七島藺と新たに作られたオリーブ文化を融合させることで、参加者に国東の豊かな文化を実感してもらおうとしています。
開催経緯
イベントは昨年からの交流を通じて誕生しました。岩切さんは過去に、国東のオリーブを使ったコサージュ制作などを行い、新たな創作の可能性を模索していました。今年春には試作品の完成に至り、秋のオリーブ収穫期に合わせて初開催されることとなりました。
イベント詳細
- - 日時: 2025年10月12日(日)9:30〜12:00
- - 場所: 国東クリーブガーデン(大分県国東市国東町安国寺2797番地3)
- - 定員: 最大15名(最少催行人数10名)
- - 参加費: 4,500円
- - 持ち物: 特にありません。動きやすい服装でお越しください。
タイムテーブル
- - 9:30 集合
- - 9:30〜11:30 バスケタリー作り
- - 11:30〜12:00 オリーブ収穫・園内散策・記念撮影
- - 12:00 お買い物・解散
お申し込みは国東クリーブガーデンの広報・佐々木まで、メールまたは電話で行ってください。
国東クリーブガーデンについて
キュウセツAQUA株式会社が運営するこの農園は、九州を中心に上下水道事業を展開している企業の一環として2016年にオリーブ栽培をスタートしました。敷地面積38haと日本一広いオリーブ農園で、約4500本のオリーブを栽培中です。2028年には観光農園としてオープンを予定し、地域に根ざした活動を通じて農業の可能性を追求しています。
国東半島の美しい自然の中で育まれたオリーブと七島藺を通じて、地域の魅力を発信していくこのイベントは、多くの参加者を魅了することでしょう。
岩切千佳さんのプロフィール
岩切千佳さんは国東市に在住する七島藺工芸作家で、「七島藺工房ななつむぎ」を主宰しています。彼女は希少な七島藺を使い、様々な工芸作品を手がけています。工芸品の魅力を広めるため、各地でワークショップを開催し、上質な素材が持つ独自の美しさと使うほどに味わいが増す魅力を伝えています。
「手間をかけて育てた七島藺が新たな形に生まれ変わることを楽しんでいます。多くの人に、その魅力を感じてほしい」と語る岩切さんの思いが込められたイベントです。
七島藺(しちとうい)とは
七島藺は国東半島で育てられる、日本固有のイグサとは別物の畳表材料です。耐久性が高く、手作業で栽培・選別されることで、その品質が保たれています。近年は減少傾向が続いていますが、国東の農家がその伝統を守り続け、新たな工芸の形で地域の魅力を引き続き発信しています。
ぜひ、この特別なワークショップで、国東の文化と美しい自然を体感し、手作りの楽しさを味わってみてください。