徳島県バドミントン協会でAtleta導入、選手サポート強化の一環として

徳島県バドミントン協会におけるAtleta導入の意義

徳島県バドミントン協会が、クライムファクトリー株式会社の提供する選手のコンディション管理プラットフォーム『Atleta（アトレータ）』の導入を決定しました。このプロジェクトは、地域のジュニア選手からトップアスリートまでも対象としたスポーツ医科学サポートを強化するための取り組みとして位置付けられています。

この取り組みは、徳島県が推進する「パフォーマンスアップサポート事業」の一環であり、従来のサポートメソッドからの脱却を目指しています。まず、重点的に活用されるのは徳島県立徳島商業高等学校バドミントン部を皮切りとして、次第に地域の小中学校チームへも展開される予定です。これにより、チームの運営効率が向上し、選手一人ひとりのデータを蓄積しやすくなります。その結果、ジュニア選手からトップ選手に至るまで、一貫した指導体制が構築されることが期待されています。

医科学サポートの質向上

さらに、徳島県バドミントン協会は、徳島県が実施する「医科学サポート事業」の対象にも選ばれています。このプロジェクトでは、徳島県トレーナー協会の専門家がサポートに関与し、Atletaの導入により選手の体調や怪我、食事に関する情報を、常にトレーナーと共有することが可能になります。これにより、選手の怪我予防やパフォーマンス向上に向けた効果的なサポートが実現します。非対面でも情報を把握できる基盤が整備されるため、医科学サポートの質の向上に貢献するとされています。

徳島県の競技力向上施策

徳島県では、「パフォーマンスアップサポート事業」や「医科学サポート事業」を通じ、競技団体の競技力を向上させる継続的な支援を行っています。徳島商業高校バドミントン部も、選手データの管理の重要性を認識し、既存のデジタルツールからAtletaへの移行を図りました。これにより、選手の振り返りの質が向上し、より速やかに成長を促すことが期待されています。

特に、鳴門渦潮高等学校など地域内の成功例を参考に、Atletaを活用することでチームの活動がより合理的になり、効率的かつ効果的に競技成績の向上を目指しています。

バドミントン協会のコメント

この取り組みについて、徳島県バドミントン協会の小笠宙生さんは「Atletaを活用することで選手のコンディションを把握し、トレーナーと情報を共有することによって、ケガの予防やパフォーマンス向上を図りたい」とコメントしています。選手たちにとっても、データを通じて自分の成長を実感できる機会が増えることでしょう。

クライムファクトリー株式会社の展望

クライムファクトリー株式会社は、2009年に設立され、2017年には株式会社エムティーアイに吸収されました。そして、2024年には新たに再出発を遂げ、スポーツ界への貢献を強化するために、Atletaをはじめとした製品を提供しています。

Atletaは、2016年からサービスを開始し、全国で2200以上の部活動やクラブチームに導入される実績があります。選手が記録した体調、痛み、食事、睡眠といった基本的な情報、さらにはトレーニング内容や強度、振り返りまでを一元管理するこのプラットフォームは、チームの連携を深めるための重要なツールとなっています。

クライムファクトリーは、SNSや無料ツールでは実現できない利便性と安全性を両立したアプリを提供し、すべてのスポーツ関係者の最高のパフォーマンスをサポートしていく考えです。