東京の自動車教習所：指定と未指定の違いを知るための調査結果

東京都では自動車教習所に対する認識が重要です。しかし、指定教習所と未指定教習所の存在が、どれほど理解されているのかを確認するために、東京指定自動車教習所事業協同組合と株式会社メディアインタラクティブが共同で実施した調査があります。

調査の背景

自動車教習所は「指定」と「未指定」に大別されます。指定自動車教習所は、公安委員会が認めたもので、卒業すると運転免許取得時に技能試験が免除されます。一方、未指定自動車教習所では、指定認可がないため、運転免許試験に合格しなければ免許取得が難しくなります。

このような教習所の違いが、どれほど一般の人々に理解されているのかを探るため、2011年12月21日から22日の2日間、東京都内に居住する18歳から25歳の女性を対象にインターネット調査を行いました。

調査方法と概要

- 調査手法：WEBアンケート方式
- 対象：東京都内在住の自動車免許取得者（女性、18歳～25歳）
- 回答者数：200人
- 調査日：2011年12月21日〜12月22日

認知度の実態

最初の質問では、指定と未指定の違いを知っているか尋ねたところ、驚くべきことに「知らない」「内容はわからない」と回答した人が全体の88%に達しました。この結果は多くの人々が自動車教習所の選び方の重要性を理解していないことを示しています。

さらに、違いを知っていた人に対して、いつその情報を得たのか聞いたところ、35.8%の人が教習所に通ってから知ったと答え、約9割は教習所選びを始めた段階で違いを把握していなかったことが明らかとなりました。

実際の通った教習所のタイプ

調査に参加した多くの女性は「指定自動車教習所」を選んでおり、その割合は87.5%にのぼります。その選び方の理由にも、「立地」、「料金」、「評判」が上位に挙げられており、納得の結果です。

一方で、未指定教習所に通った人の中には「未指定だと知っていたら選ばなかった」という意見もあり、選択の重要性を考えさせられる結果となりました。