パーソルホールディングスの新たな一歩
パーソルホールディングス株式会社は、「はたらいて、笑おう。」というビジョンのもと、女性の活躍推進に向けた新たな行動原則である「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名しました。この署名は、同社が女性の社会進出および活躍を支援する姿勢を示すものであり、リーダーシップの強化や環境の整備を通じて、自社の企業文化を進化させる取り組みの一環として位置づけられています。
パーソルグループの目指す未来
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2020年には女性管理職比率を37%、ホールディングス執行役員における女性比率を30%にする目標を設定しました。この目標は、2030年までには達成することを目指しており、さらには男性の育児休業取得率を2026年までに100%に引き上げる計画も掲げています。これらの取り組みは、トップコミットメント、制度整備、風土醸成を通じて進められています。
評価の高い取り組み
同社のこれまでの努力が評価され、パーソルホールディングスは「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index」や「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」、令和5年度「なでしこ銘柄」に選定されるなど、ビーガンダイバーシティに向けた取り組みが認識されています。特になでしこ銘柄に関しては、女性の活躍を支援する上場企業としての選定を受けており、社会全体への影響も見込まれています。
WEPsの詳細
「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」は、企業が女性の活躍推進に取り組むための7つの基本原則から成り立っています。これにより、企業がどのようにしてジェンダー平等を推進し、多様性を重視するかを具体的に示しています。原則には、トップリーダーシップによるジェンダー平等の促進、機会の均等、教育と研修の提供、さらには地域におけるリーダーシップの育成が含まれています。
経営陣のコメント
パーソルホールディングスの代表取締役社長、和田孝雄氏は、「私たちが目指すのは、全ての人々が自分の力を最大限に発揮できる社会の実現です」とコメント。彼のリーダーシップのもと、女性のエンパワーメント原則への賛同を通じて、ジェンダーダイバーシティの推進にさらに注力する意向が示されています。
多様な人材活躍への取り組み
パーソルグループは、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の理念を掲げ、さまざまな属性や価値観を持つ人々が活躍できる環境を整えています。特に2021年に設置されたジェンダーダイバーシティ委員会では、毎月1回の会議を通じて、女性管理職比率や育児休業の取得率向上に向けて課題を議論し、モニタリングを行っています。
会社概要
パーソルホールディングスは、1973年に創業し、人材派遣や人材紹介、アウトソーシング等多様な事業を展開しています。2008年には共同持株会社の設立を経て、2017年に現在の名称に変更。現在、同社は東京証券取引所プライム市場に上場しており、人々が「はたらいて、笑おう。」と感じられる社会作りを追求しています。
未来に向けて
パーソルグループは、1993年から続く人材派遣サービスや転職サービス、新たなビジネス領域での探求と実践を通じて、2030年までに100万人のより良い「はたらく機会」を創出することを目指します。これからも幅広い事業展開を通じて、多様な人々のニーズに応えることで、真の多様性を実現しようとしています。