コーセーコスメトロジー財団第36回表彰式を開催、合併を発表

コーセーコスメトロジー研究財団第36回表彰・贈呈式開催

2025年11月27日、東京都千代田区に位置するパレスホテル東京で、公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団の「第36回表彰・贈呈式」が華やかに行われました。この日に表彰されたのは、化粧品学に関する優れた成果を上げた研究者たちで、特に注目されたのは、徳島大学の石田竜弘氏です。彼の業績は、新型コロナウイルスのワクチン投与に関連する重要な研究であり、このような画期的な成果が認められ、表彰を受けました。

コーセーの代表取締役社長であり、財団の理事長でもある小林一俊氏は、研究の力を借りた社会貢献の重要性を強調しました。財団は、美と健康を科学的に探求し、生活者の保健衛生の向上を図ることを中心に活動しており、35年以上にわたり、1,000件を超える研究に対する助成を行ってきました。これまでに、支援した助成金の累計は16億5千万円を超え、多様な学問分野での研究が進められています。

合併の発表

また、式典の中で、コーセーコスメトロジー研究財団は2026年4月1日より、「コーセー小林スポーツ財団」と合併し新たに「コーセー小林財団」となることを発表しました。この合併により、研究助成だけでなく、スポーツ選手の育成と強化に対する支援も強化される予定です。二つの分野での助成活動を通じて、より多くの人々に美と健康の素晴らしさを届けることが目指されています。

コスメトロジー奨励賞

特に今年度のコーセーコスメトロジー奨励賞は、石田氏が受賞し、彼の研究は多くの期待と注目を集めています。この受賞制度は、コスメトロジー分野の研究者の功績を称え、更なる研究促進を図るために設立されたものです。助成を受けた研究者の中から、特に優れた成果を上げた者には賞金とともに認定証が授与されます。

石田氏の研究は、化粧品に含まれるポリエチレングリコール（PEG）が、COVID-19ワクチン接種時にアナフィラキシー反応を引き起こす可能性についてのもので、この分野において重要な知見をつかむものとされています。

支援活動の拡大

今後、コーセー小林財団はコスメトロジー研究助成とスポーツ助成の両方を通じて、さらなる活動を展開していく準備を進めています。化粧品科学の進展には、自然科学だけではなく、心理学や文化・芸術などの幅広い分野の融合が不可欠です。小林理事長は、研究者自身が自由に新たなアイデアを生み出し、化粧品の未来を描くことができるような環境整備を続けることの重要性を強調しました。

弊社への参加を促す

最後に、コーセーコスメトロジー研究財団は、全国の大学や研究機関からの新たな研究プロジェクトの応募を常に受付けています。生活の美しさを追求する研究者の皆様からの応募を心からお待ちしております。団体の活動や助成プログラムに関する詳細は、公式ウェブサイトにてご確認ください。活用いただくことで、私たちの研究支援活動がさらに充実したものになることでしょう。お知らせがある際には、ぜひとも情報をお広めいただければ幸いです。

ここからも多くの研究者たちが生まれ、化粧品学がますます発展することを願っています。未来の美と健康を一緒に築いていきましょう。