年末の大掃除シーズン到来!
今年も残すところわずかとなりました。年末の恒例行事ともいえる大掃除が待っていますが、そこで使用するのが踏み台や足場台です。しかし、これらの道具による事故も多く発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起を行っています。年末の作業を安全に行うために、正しい使い方を身につけましょう。
踏み台・足場台による事故の実態
年末年始にかけて、多くの人が窓の掃除や洗車を行いますが、気をつけなければならないのは、無理な体勢での作業です。例えば、身を乗り出してしまったり、つま先立ちになることで、容易にバランスを崩してしまうのです。このような行為は、軽視されがちですが非常に危険です。
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正しい使い方は?
踏み台や足場台を使用する際は、決して身を乗り出さないようにしましょう。高い場所に手を伸ばしたいときは、道具の位置を移動して安全に作業を進めてください。無理な体勢は、思わぬ事故を引き起こす元になります。
適切な昇降の仕方
踏み台や足場台を利用する際には、常に身体の前に向けて昇り降りを行うことが重要です。背を向けて昇ったり降りたりするのは非常に不安定で、つまずく危険性があります。さらに、荷物を持っている時や急いでいる時こそ、注意が必要です。正しい姿勢を保ち、ゆっくり行動しましょう。
安全な設置と使用方法
踏み台や足場台は、完全に開き、開き止め金具をしっかりロックした状態で使用することが絶対条件です。アンバランスな地面や柔らかい土の上では作業しないよう心がけ、必ず水平な場所で使うことが推奨されています。
靴の選び方
室内で使用する際にはスリッパや滑りやすい靴下を避けることが大切です。滑り止めのある靴下や、靴を着用することで、足元の安全を確保できます。屋外の場合は、地面が不安定なことも考えられるため、滑りにくい靴の使用が勧められています。
事故事例やリコール情報の確認
過去には、踏み台や足場台による事故が、リコール後に起こることもありました。自分が使用している製品がリコール対象でないか、再確認することが重要です。NITEは、製品事故に特化した検索ツール「NITE SAFE-Lite」を提供しており、利用者が毎日確認することができます。自分の安全を守るため、ぜひ活用しましょう。
まとめ
新年を安全に迎えるためにも、大掃除における踏み台や足場台の正しい使い方を再確認することが必要です。注意点を押さえ、安全に作業を行い、気持ちよく新しい年を迎えましょう。
さらに詳しい情報は、NITEの公式ホームページを参考にして、安全な暮らしを実現しましょう。