デザインと未来の挑戦
2025-06-20 17:20:28

デザインとものづくりで拓く未来の日本、万博における挑戦

イベントレポート: Co-Design Challenge Pitch #2



2023年6月17日、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジ内で、「Co-Design Challenge Pitch #2」が開催されました。このイベントは、デザインとものづくりを通じて、日本の未来を見据えた社会課題解決に取り組む各企業の発表の場となりました。

Co-Design Challengeとは?



公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が立ち上げた「Co-Design Challenge」(CDC)プログラムは、万博を契機に新しい日本のくらしを考えることを目的としています。このプログラムは、社会課題の解決に向けて多様な参加者と共創を図り、新たなプロダクトを開発していくものです。

ナビゲーターの意義



この日のナビゲーターには、CDCに関与する服部滋樹氏と内田友紀氏が登壇。服部氏は、万博を通じた未来社会の実験場としてのCDCの位置付けを説明し、内田氏はデザインの社会的意義についての見解を述べました。

発表者たちの挑戦



最初に発表したのは、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社の島本礼子氏。「想うベンチ」というプロダクトは、大阪の樹木を使用して製作され、地域の循環を促進することを目的としています。デザイナーたちは命の存在感を感じ取り、その思いを込めてデザインしました。

次に登壇したのは、株式会社金森合金の高下裕子氏。300年以上の歴史を持つ同社は、災害廃材を活用したプロダクトを開発。特に、能登半島地震の災害廃材を用いたサインスタンドは、「記憶を呼び覚ます製品」としてのメッセージを持っています。

最後に、甲子化学工業株式会社の南原徹也氏が登壇。ホタテ貝殻を用いたヘルメット「ホタメット」と新たに開発した「ホタベンチ」を発表。廃棄物のアップサイクルを通じて、エコな製品を生み出すことに成功しました。

クロストークの時間



この後、ナビゲーターと3社の代表によるクロストークセッションが行われました。各社は、万博を通じたチャレンジを振り返り、自社の取り組みとモノづくりの未来について語り合いました。

島本氏は「CDCを通じて、万博以降の取り組みを広げていきたい」と語り、高下氏は「災害廃材の活用で新たな価値を生むことが可能」と意義を強調しました。南原氏は「ホタテ貝殻を用いた新たな製品が様々なプロジェクトを生んでいる」と成果を発表しました。

未来への展望



この日、強調されたのは「共創の力」の重要性です。服部氏は「作ることと言葉で語ることの重要性」を説き、内田氏は「モノづくりの魅力を伝えることが未来への道」とまとめました。共創から生まれる未来の姿を確信し、次回の「Co-Design Challenge Pitch #3」に期待が寄せられました。

今後もCDCプログラムは、万博を通じて新たな社会価値の創造を目指していきます。次回の開催は7月29日を予定しており、さらなる挑戦が待たれます。


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会社情報

会社名
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
住所
大阪府大阪市住之江区南港北一丁目14番16号
電話番号

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