フードロス削減に向けた新たな取り組み
「MOWTTAINAI PROJECT」は、株式会社クラダシと森永乳業が提携し、フードロスを減少させるためのイベントを開催しました。このプロジェクトは、森永乳業が制作したアイスクリーム「MOW」を活用し、食べ物のロスを防ぐことに焦点を当てています。
イベントの背景と目的
近年、食べられる食品が廃棄されるフードロスの問題は深刻さを増しています。株式会社クラダシは、社会課題としてのフードロスの削減に貢献することを使命に掲げ、「ソーシャルグッドマーケット」や「Kuradashi」を運営しています。一方で、森永乳業も「健康で幸せな生活に貢献する」ことを理念に掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。
このような背景を受け、両社は災害備蓄品のローリングストックをテーマにしたイベントを実施することを決定しました。2023年3月27日、相鉄本社ビルにおいて行われたこのイベントは、災害備蓄品の大切さを広めることを目的としていました。
イベントの内容と成果
イベントは、参加者にフードロスと災害時の備蓄手法について理解を深めてもらうためのワークショップ形式で進行しました。
まず、相鉄グループが運営するホテル「相鉄フレッサイン 銀座七丁目」で缶入りパン「パンですよ!」と北陸製菓の「hokkaのカンパン保存缶」を試食しました。参加者は、これらの非常食を「MOW」と一緒に味わい、災害時でもおいしく摂取できることを体験しました。
また、一般社団法人デイリーストックアクションの代表理事である池上氏を講師として迎え、「暮らしを守る備蓄術」と題した講演を実施。あわせて、一般家庭でも実践可能なローリングストックの活用方法について学びました。
このイベントには、相鉄社員や朝日小学生新聞のこども記者を含む約40名が参加し、普段あまり口にしないカンパンの重要性を実感する貴重な機会となりました。
参加者の声
参加者からは多くの前向きな感想が寄せられました。相鉄社員は「家庭での備蓄の重要性を学ぶことができ、実践していきたい」とコメント。
また、朝日小学生新聞のこども記者は「カンパンの味に驚いた。震災時の備蓄の必要性を再認識した」と語りました。これにより、参加者一人ひとりが備蓄についての意識を高め、日常生活に取り入れるきっかけとなることが期待されます。
企業の取り組みと今後
クラダシと森永乳業は、これまでもさまざまなプロジェクトを通じてフードロス削減に取り組んできました。特に、「Save Ice Project」などを展開し、消費者に対する啓発活動を行っています。
今後も両社は、持続的な社会課題の解決に向けた取り組みを強化し、さらなる地域貢献につなげていく考えです。
これからますます進化していく「MOWTTAINAI PROJECT」に期待が高まります。フードロス削減の重要性を理解し、無駄を省く社会の実現に向けて、私たち一人ひとりに求められる行動があることを忘れずにいたいものです。