夏祭り「ただいま おかえり 双葉の夏 2025」について
福島県双葉町で開催される「ただいま おかえり 双葉の夏 2025」は、2025年8月30日(土)に行われる復興と交流をテーマにしたイベントです。この祭りでは、特に注目されているのが江戸時代から続く新潟県三条市の伝統行事「三条凧合戦」を基にした「福島双葉凧合戦」です。370年以上にわたる伝統の技術を学びながら、復興への願いを込めた六角凧を空に掲げ、壮大な空中戦が繰り広げられます。
開催概要
- - イベント名: ただいま おかえり 双葉の夏 2025
- - 日時: 2025年8月30日(土)10:00~19:00
- - 会場: 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町中野高田39)
- - 主催: 一般社団法人LOVE FOR NIPPON
- - 共催: 日本キャンドル協会 / 三条凧協会 / FUTABA PEACE LLC
- - 後援: 福島県
- - 協賛: 大和ライフネクスト株式会社 / 株式会社成美学園 / T.T.C株式会社
- - 双葉町賑わい創出イベント事業補助金活用事業
メインコンテンツ
福島双葉凧合戦
催しのメインコンテンツ「福島双葉凧合戦」では、約50名の凧揚げ師たちが新潟・三条凧協会から参加し、双葉の広い空を舞台にし、大迫力の凧の戦いが繰り広げられます。環境省や協賛企業が作成した復興祈願の六角凧も登場し、双葉の新たな伝統行事として、今後も受け継がれていくことでしょう。
ただおか双葉運動会
さらに「ただおか双葉運動会」では、子どもから大人までが参加できる多様なレクリエーション競技が用意されています。地域住民と訪れた方々が一緒に楽しむことで、世代を超えた絆を深める機会になります。
音楽ライブ & キャンドルナイト
音楽ライブでは、地元のダンサーたちが出演し、これまで月命日に福島を訪れたアーティストたちによる特別な演奏も行われます。夜には、参加者全員でメッセージキャンドルを並べ、双葉の夜を美しく照らします。
出店・ワークショップ
地元のキッチンカーや各種ワークショップブースでの出店もあり、訪れる人々が復興支援を感じながら楽しい時間を過ごせる場所になります。
翌日の「SOTEシンポジウム」
イベントの翌日、8月31日(日)には双葉町産業交流センターで「SOTEシンポジウム」が開催されます。この場所では、双葉町から未来の日本社会を考えるための対話が行われ、復興と町づくりについて参加者が意見を交わす機会となります。
開催への想い
震災と原発事故により全町避難を余儀なくされた双葉町。2022年を復興元年とし、毎年8月末に「よろこびを分かち合う日」を作るために本イベントが始まりました。「双葉で生まれる“あらたなよろこび”を全国へ届けたい」との想いから、関わるすべての人にとって双葉が第二の故郷になればとの願いが込められています。
この夏祭りは、復興の象徴であり、多くの人々が集い、楽しみを共有する場となることが期待されています。