松屋銀座が新しい免税購入体験を提供するデジタルプラットフォームを始動

松屋銀座が新たな免税購入プラットフォームを開始

株式会社松屋が連結子会社のMATSUYA GINZA.comを通じて、リアル店舗とデジタルを結びつけた新しいオンラインショッピングサービスを展開します。これにより、訪日外国人と国内の顧客双方にとって、松屋銀座の高級商品の魅力をより身近に感じられる機会が増えます。

新しい買い物体験の提供

新たにスタートするECサイト「matsuyaginza.com」では、松屋銀座に実店舗を持つブランドや店内に在庫のないラグジュアリーブランドが数多くラインナップされています。事前予約による店舗での受け取りが可能で、これにより買い物の効率を大幅に向上させます。特に免税手続きがオンラインで完結し、訪日外国人の購買体験がよりスムーズになります。国内の顧客もオンラインで購入が可能です。

このプラットフォームは、顧客と松屋およびブランドとのつながりを深める新たなサービス展開を見込み、実店舗と同様の特別な買い物体験を提供することを目指しています。

サービスの目標

具体的な目標として、初年度の売上を50億円、4年後には200億円を目指します。特に、訪日外国人の売上増加が業績を押し上げると期待されていますが、国内客の売上は若干の減少傾向が見られます。このため、地方客や若年層など新規顧客獲得を目指す施策が重要です。

利便性の向上と接客機会の増加

新サービスでは、顧客との接点を増やすことによって店頭の混雑を緩和し、接客に十分な時間を確保することが可能になります。商品受け取りの際には、免税手続きも一連の流れで行えるため、無駄な待機時間が大幅に削減されます。

ブランドの拡充と顧客満足度の向上

今後は、店頭にない魅力的なブランドラインナップをさらに充実させることで、顧客の満足度と売上の向上を狙います。初年度の取り扱いブランドは46から始まり、1年後には150まで増やす予定です。商品の多様性が広がることで、様々なニーズに応えることができます。

未来のビジョン

MATSUYA GINZA.comでは、顧客の個別ニーズに対応したサポートと情報提供を目指し、百貨店レベルのサービスを提供するためのプラットフォームとして成長を続けていきます。これにより、買い物体験をさらに向上させ、リピート利用を促進することが期待されています。

オープニングイベントの実施

また、2024年11月27日から12月3日の期間中に、matsuyaginza.comのオープニングを記念したイベントを開催します。新規会員登録をした方には、特別な体験を用意。正面口ショーウィンドウでは、QRコードを読み取って松屋オリジナルキャラクターを作成するゲームや、ウィンドウに願い事を書くと「龍光不動尊」が映し出されるイベントなど、様々なアクティビティが用意されています。

松屋銀座の新しいプラットフォームが、どのようにして買い物体験を変えていくのか、今後の動向に注目が集まります。