冷凍自販機を使った近江牛ガチャが滋賀県に寄付、地域活性化へ貢献

近江牛ガチャが地域支援に貢献

近江の特産品である近江牛を取り扱う冷凍自販機「近江牛ガチャ」が、地域活性化に向けて影響力を発揮しています。このユニークな自販機は、人気の高い商品を提供しつつ、売上の一部を滋賀県へ寄付する仕組みを持っています。2023年4月28日には、滋賀県庁で寄付金贈呈式が開催され、株式会社ごとぐるから寄付金目録が贈られました。

寄付金贈呈式では、株式会社ごとぐるの荒貴竜斗氏があいさつを行い、「近江牛の自販機は好評を博している。弊社としても、生産者様を少しでも応援できれば幸いです」と述べました。また、滋賀県の総務部長である東勝氏は「冷凍自販機を使って滋賀県の特産品である近江牛を首都圏で販売していただき、非常に助かっている。このような寄附は大変ありがたい」と感謝の意を示しました。

近江牛ガチャの仕組み

「近江牛ガチャ」は、認定近江牛の厚切りサーロインステーキなどを提供する自販機です。2022年5月に導入されて以来、人気が高く、2023年4月現在、全30台中9台で展開されています。その中には、通常では販売されない部位を活用したアップサイクル商品も含まれており、生産者が丹精込めて育てた牛を余すことなくお客様に届けています。この取り組みは、滋賀県の農業者たちを支援するための新たな販路開拓の一翼を担っています。

地域の食文化を守る

株式会社ごとぐるは、2022年に設立されて以来、日本各地のご当地グルメを継承し、全国の生産者を応援することを目的としています。物価高騰や後継者不足などの課題に苦しむ生産者に対して、集客力の高い地域での自販機設置を通じて販路を拡大する努力を続けています。お客様にはおいしい食材を提供しつつ、地域社会への貢献も果たすこの取り組みが、今後どのように展開されていくのか注目です。