市民とプロが協力するオペラ『椿姫』
南魚沼の地で、市民参加型オペラ『椿姫』の公演が迫ってきています。この公演は「そこにいる方々にオペラの楽しさを体験してもらいたい」という熱い思いのもとに、有志によって結成された「南魚沼オペラ合唱団うたのみ」が主催しています。彼らは約10ヶ月の練習を重ね、プロのオペラ歌手と共にこの舞台を盛り上げます。
開催概要
この特別な公演は、2024年11月23日(土)に南魚沼市民会館大ホールにて行われます。開場は午後1時、開演は午後2時を予定しており、全体の公演時間は約3時間です。オペラは原語で上演され、日本語の字幕もついています。
- - 開催日: 2024年11月23日
- - 会場: 南魚沼市民会館大ホール
- - 料金: S席5,000円、A席4,000円、学生券2,000円(A席のみ)
公演では、オーディションで選出されたソリストがプロのオペラ歌手と共演します。地元南魚沼市に住む上村恭子さんは、フローラ・ベルボア役として出演が決定し、彼女のプロセスや感情も舞台で表現されます。
合唱団の成長
南魚沼オペラ合唱団うたのみは、様々な年代のメンバーから構成されており、その活動は地域に新たな風を吹き込んでいます。「魚沼地域を合唱の街に」という合言葉のもと、合唱未経験者も集まり、皆で力を合わせて練習に励んでいます。合唱団の指導には、新潟県小千谷市出身の経験豊富なバリトン歌手、品田広希さんが当たっています。
プロ歌手による公開練習
オペラの練習は一般の人々にも公開され、10月13日(日)にはイタリアで活躍していた歌手、武井基治さんによる練習が行われる予定です。これにより、地域の人々もオペラの世界に触れることができ、参加意欲が高まります。
地域とのつながり
昨年に初演されたオペラ『カルメン』では、500人を超える観客が集まり、大盛況となりました。観客からはスタンディングオベーションが贈られ、地域全体が一体となって感動を共有しました。また、最近行われたプレコンサートでは200席のチケットが完売し、地域のオペラ文化がますます活気を帯びています。
みどころと感動の物語
オペラ『椿姫』は、巨匠ヴェルディが1853年に作曲した名作で、そして多くの世代に愛され続けています。この作品は、華やかなパリの社交界を舞台に、高級娼婦ヴィオレッタの純愛と苦悩を描いており、感動の物語が展開されます。特に第1幕冒頭の「乾杯の歌」など、多くの名曲が詰まったこのオペラは、観客にとって心に残るひとときとなるでしょう。
南魚沼でのオペラ公演はただの観劇ではなく、地域の人々が一緒になって創り上げる舞台です。その様子をぜひ皆さんも観て、感じてみてください。