ロート製薬の革新研究が生んだ新たな視点
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、創立以来、消費者に寄り添った製品開発を進め、その集大成として『ロートグループ 総合経営ビジョン 2030』を掲げています。このビジョンの一環として、同社の肌ラボシリーズは、長年愛され続ける商品として知られています。特に、20周年を迎えた極潤ヒアルロン液は、その使い心地に対する消費者の「好き」を数値化することに成功しました。
「好き」を測る新しいアプローチ
肌ラボシリーズのなかでも特に人気の『極潤ヒアルロン液』に関する研究では、塗布行動中の脳波や心拍数、脳血流を測定し、消費者の感情を分析しました。従来のアンケートでは感じることのできなかった潜在的な心の動きに焦点を当て、使い心地に関する新たな知見を得ることができたのです。
生理指標から見えた消費者の心
研究の結果、極潤ヒアルロン液を好む消費者は、塗布中に特に満足感を示すことが分かりました。具体的には、「浸透感」や「もちもち感」に高い評価が集まり、これが使い心地を好む理由として浮かび上がったのです。特に、好きなグループ(Positive群)は、塗布行動において脳波が沈静化しつつ、使い心地への集中度が高まっていることが確認されました。
20年間続くヒアルロン酸へのこだわり
極潤ヒアルロン液は、ヒアルロン酸の特長である高い保水力を生かした化粧水です。1gのヒアルロン酸が6Lの水を保持できることから、肌に潤いをもたらす効果が期待されています。20年前、この可能性に気付いたロート製薬は、大量のヒアルロン酸を配合し、独特のとろみを持つ製品を開発しました。現在では、累計1億本以上の販売実績を誇ります。
塗布中の使い心地の影響
消費者が「好き」と感じる使い心地は、実際の使用体験に大きく影響を与えます。塗布行動中に得られたデータは、ひとりひとりの感覚を数値化する新しい試みであり、今後の製品開発において重要な役割を果たすと考えられています。これまでの観察からは得られなかった、より詳細な顧客の感情を理解できる手法が確立され、極潤ヒアルロン液は強化され続けることでしょう。
未来への展望
今回の研究結果は、今後の極潤ヒアルロン液や肌ラボブランド全体の改良に非常に重要な要素となります。今後も消費者視点を第一に、さらなる研究に取り組み続け、常に顧客の「好き」を追求していく方針は変わりません。お客様のウェルビーングに寄り添う製品開発を目指し、ロート製薬はこれからも進化を続けます。