スタートアップ成長を支えるデザインの力を解明する研究が始動！

スタートアップとデザインの新たな関係性

近年、アメリカや日本を中心にスタートアップの活動が活発化しており、ベンチャーキャピタルや事業会社、さらには政府のスタートアップ促進策も相まって、熱い支持を受けています。このような背景の中で、ソニーデザインコンサルティングが株式会社Final Aimと連携し、スタートアップにおけるクリエイティブ・デザインの役割について新たな研究を開始しました。

スタートアップの興隆とその多様性

スタートアップの対象領域は従来のソフトウェア開発にとどまらず、IoTやロボティクス、自動運転技術、航空宇宙産業など、物理的な製品に関連したハードウェア分野にも広がっています。さらに、コンテンツ産業やエンターテイメントも含め、スタートアップの活動範囲はますます広がってきています。この流れの中で、複合的な経営アプローチやデザインに対する積極的な投資が求められています。

デザインの必要性とその認識ギャップ

しかしながら、スタートアップの実務とデザインの理論間にはまだ多くの認識のギャップが存在します。特に、急速な事業拡大を目指す上で、クリエイティブな要素やデザインがもたらす価値についての理解が不足している点は、スタートアップの成長にブレーキをかける要因と考えられます。ソニーデザインコンサルティングは、この問題に応じるべく、Final Aimと共にスタートアップ成長におけるデザインの重要性を研究し、その解決策を模索します。

共同研究の目指す目標

本共同研究では以下の3つの主な目的があります。
1. スタートアップにおけるデザインの効果や効能を具体的に明らかにすること。
2. スタートアップの成果を最大化するための効果的なデザインアプローチや手法を提示すること。
3. クリエイティブな作業の契約形態や料金のスタンダードを確立し、スタートアップがデザインに投資しやすい環境を整えること。