社内メンター制度
2022-05-31 11:00:19
満足度アップを目指す社内メンター制度の現状と課題
社内メンター制度の現状とメリット・デメリット
社内の業務や人間関係での相談を行うメンター制度が注目されています。特に、約6割の利用者が満足しているという調査結果に驚かされます。しかし、この制度には明らかに潜在的な課題も存在します。
メンター制度の利用者満足度
上述の調査では、社内メンター制度に対する満足度が非常に高く、具体的なアドバイスを受けることでキャリア形成やモチベーション向上に繋がる点が評価されています。特に自身の仕事に関する悩みや人間関係について気軽に相談できる環境は重要な要素です。
社内のメンターで生じる躊躇
しかし、自身のメンターが会社の上司や先輩である場合、相談したい内容によっては躊躇が生じることが明らかになりました。人間関係の悪影響を恐れ、自分の評価に響くような内容を共有できない場合が多いのです。このため、実際には必要なアドバイスを受けられない状況も見受けられます。
コロナウイルスの影響
さらに、コロナウイルスの影響により仕事やキャリアに対する不安を抱える社員が増えており、メンターに相談したい内容のニーズも変化しています。経営方針に関することやコミュニケーション方法について相談したい人が多く、特に不透明な状況を乗り越えるためにメンターの支援が不可欠とされています。
社外メンターへの関心
興味深いことに、社内メンター制度に満足する一方、6割を超える人が社外メンター制度に対しても関心を示しています。社内では言いにくいことや、新たなスキルを持ったメンターとの交流を望む気持ちが伺えます。社外メンターから受けられる知見やアドバイスは、自身の成長に大いに役立つ可能性があります。
メンターに期待する条件
社内外を問わず、メンターに求められる条件としては、豊富な業務経験と知識に加え、従業員の話をしっかりと聞く姿勢が重要視されています。これは単に業務上の支援だけでなく、メンタル面でも理解を示すことが必要であることを物語っています。相談したいと考える内容も、目先の業務だけでなく将来のキャリアや働き方に関することが多いというのが実情のようです。
提言と組織の期待
この調査結果を受けて、コンフィンクルビジネススタジオからは社内メンター制度のさらなる充実に向けて、メンターの育成や制度のルール見直し、社員のニーズに対する対応策を実施することが提案されています。特にコロナ禍を鑑みた配慮が重要となる時期にあります。
今後、社内での風通しの良いコミュニケーションが実現されれば、さらに多くの社員がキャリアをより豊かに築いていける可能性があるでしょう。各企業は、調査から得られた教訓を活かしてメンター制度を進化させていくことが求められます。
会社情報
- 会社名
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Confinkle Business Studio合同会社
- 住所
- 東京都港区芝5-32-12
- 電話番号
-
03-5324-2641