スマホアプリユーザーに見るゲームプラットフォームの現状
2024年7月1日から7月3日にかけて、ゲームユーザー特化型リサーチサービス『Playioリサーチ』が実施した調査では、スマホアプリを使用するゲームユーザーのプラットフォーム併用状況が明らかになりました。この調査には843件の有効回答が寄せられ、興味深い結果が得られました。
調査結果の概要
調査によれば、スマホゲームユーザーのプラットフォーム利用状況は以下の通りです。
- - Nintendo Switch: 59.0%
- - PS4/PS5: 29.2%
- - ブラウザゲーム (HTML5ゲーム): 22.3%
- - Steam: 19.3%
特に、Switchの圧倒的な人気が見て取れます。日本国内のインターネットユーザーの約3分の1が家庭用ゲームを楽しむ一方で、スマホゲームユーザーは他のプラットフォームも広く利用していることが分かります。
プラットフォーム利用の傾向
調査の結果、Switch以外にも多くのユーザーがブラウザゲームやSteamなどを利用していることが示されました。これらの結果は、2024年9月26日から開催される東京ゲームショウ (TGS)の出展ブース数にも明らかに現れています。2022年から2023年のデータによると、Steamの出展タイトル数は前年の268から437に増加しており、参加するメーカーやタイトル数の増加が予測されます。
スマホゲームユーザーの特性
スマホゲームオンリーでプレイするユーザーも13.5%を占めており、この層がゲーム企業にとって注目すべきターゲットであることを示しています。家庭用ゲームの既存タイトルがスマホでも展開されれば、新たなユーザーを獲得するチャンスが広がります。
人気タイトルのプラットフォーム対応
さらに、直近の調査では2024年9月のGrossランキングTOP100において、スマホ以外のプラットフォームで展開しているタイトルが存在することが確認されました。これにより、マルチプラットフォームへの対応が求められる現代のゲーム市場において、企業の戦略がどのように変わっていくか要注目です。
まとめ
今回の『Playioリサーチ』による調査は、スマホアプリユーザーのゲームプラットフォーム利用状況を明らかにし、今後のゲーム市場での展開の可能性を示しました。特にスマホ市場が広がりを見せている中で、プレイヤーのニーズに応えたタイトル展開が求められるでしょう。今後のデータやトレンドに注目しつつ、ゲーム業界全体の動向にも目を向けていきたいところです。
ぜひ、次回の調査結果にもご注目ください。Playioリサーチでは、定期的にユーザー調査を公式noteで公開していますので、そちらもぜひご利用ください。