新たな教育の形を求めて
広島県に、2025年4月に新しい教育の場が誕生します。その名も「川北こどもの夢小学校」。これは、県内初の体験学習中心の私立小学校です。教育のスタイルは従来の枠を超え、子どもたちが自らの力で学び、成長できる環境を提供することを目的としています。
学校の理念と特徴
川北こどもの夢小学校の理念は「まずは子どもをしあわせにしよう。すべてはその後に続く」というA.S.ニェルの言葉から発展しています。この言葉を核に、「こどもを変えるのではなく、学校が変わる」という考えのもと、以下の6つの特徴を持っています。
- - テスト、宿題、通信簿がない:子どもたちは自分らしく生きることが奨励されます。
- - 体験学習を中心に:学年ごとの縛りを解放し、「プロジェクト」と呼ばれる多様な活動を通じて学びます。
- - 共同決定の仕組み:学校内の意思決定は全員参加のミーティングで行います。
- - 教育の一貫性:保育所、小学校、中学校の連携を強化し、安心感のある学びを提供します。
- - 農林業とのつながり:地域の農林業と連携し、実生活を支える教育を実施します。
- - 地域との強い絆:地域住民との交流を重視し、子どもたちとの関わりを深めます。
この学校では、休校を利用して昔ながらの暮らしや知恵、そして自然を活かした教育が行われます。
編入学の募集について
川北こどもの夢小学校では、2025年4月の編入学を募集しています。各学年の定員は20名で、定員に満たない場合は5月以降の編入も可能です。2024年度には年長から小学4年生までが対象で、入学を希望する方は詳細を学校のウェブサイトで確認してください。
学校説明会の実施
学校説明会は、2024年1月11日(土)に無印良品 広島アルパーク店で開催されます。参加無料、先着50名までで、説明会では理事長の中岡が設立の背景や思いを語ります。また、参加者との質疑応答の時間も設けられ、実際に教育に関心のある方の意見を共有する場となります。
説明会当日には、地域密着型の野菜の販売ブースも設けられており、有機野菜や地元産の製品が販売されます。加えて、転入学を希望する方のために移住案内ブースも設置され、不動産の専門家が具体的なアドバイスを提供します。
理事長のメッセージ
理事長の中岡和己は、50年近く前からの教育者としての経験から、子どもたちが楽しく学べる環境作りに情熱を注いでいます。彼の目指す「こども中心の教育」は、従来の教育システムに疑問を抱えた彼なりの答えです。彼は、「いつも行きたい学校」を一緒に作り上げる仲間を募集しています。
この学校は、子どもと大人が共に学び、成長していく場所です。地域や保護者と協力し、全ての子どもたちにとっての理想的な学びの場を提供すること、それが川北こどもの夢小学校の目指す道です。
未来の教育への第一歩
川北こどもの夢小学校は、今後の教育シーンに新たな選択肢を提供する重要な存在となるでしょう。地域に根ざした実践的な学びを通じて、こどもたちがどのように成長し、未来に羽ばたいていくのか、今から楽しみです。ここからはじまる新しい学びの旅に、ぜひ注目してください。