オリス、グレートバリアリーフの保護を支援する限定モデルを発表
スイスの高級時計ブランド、オリスは、オーストラリアの非営利団体「サンゴ礁復元財団」の活動を支援する限定モデル「グレートバリアリーフ リミテッドエディションIV」を発表しました。
このモデルは、グレートバリアリーフの美しい海をイメージしたグラデーションブルーの文字盤が特徴です。12時位置から垂直にグラデーションが施され、空から見たターコイズブルーの海と太陽の光を表現しています。ベゼルにはグレーのタングステンを採用し、裏蓋には限定番号が刻印されています。
ベースとなっているのは、オリスの最新モデル「アクイスデイト キャリバー400」です。30気圧防水のダイバーズウォッチとして、高い機能性と耐久性を備えています。また、オリス独自のクイックアジャストクラスプシステムにより、時計を外すことなく簡単にサイズ調整が可能です。
ムーブメントには、オリス独自の自動巻ムーブメント「キャリバー400」を搭載。5日間のパワーリザーブと優れた耐磁性を備えています。
オリスは、2018年からサンゴ礁復元財団とパートナーシップを結んでおり、今回の限定モデルの売上の一部は、財団のサンゴ礁保護活動に寄付されます。
グレートバリアリーフの危機
グレートバリアリーフは、世界最大のサンゴ礁であり、多くの海洋生物の生息地となっています。しかし、近年、地球温暖化による海水温の上昇や海洋酸性化などにより、サンゴ礁の白化現象が深刻化しています。
オーストラリア海洋科学研究所の報告によると、グレートバリアリーフの73%が白化現象に見舞われています。サンゴ礁の白化は、サンゴが共生している藻類を失うことで起こります。藻類はサンゴに栄養を供給しているため、白化したサンゴは衰弱し、死んでしまう可能性があります。
サンゴ礁は、地球の生態系にとって重要な役割を果たしています。海洋生物の25%がサンゴ礁に生息しており、また、サンゴ礁は地球の酸素の70%を供給しています。さらに、サンゴ礁は、沿岸地域の保護や観光資源としても重要な役割を担っています。
サンゴ礁復元財団の活動
サンゴ礁復元財団は、グレートバリアリーフのサンゴ礁保護活動を行っている非営利団体です。財団は、サンゴの養殖や移植、サンゴ礁の保護活動などを行っています。
オリスは、今回の限定モデルを通じて、サンゴ礁復元財団の活動を支援し、グレートバリアリーフの保護に貢献していきます。