ヘルスケアアプリ『4MOON』が新たな月経症状研究へ協力

ヘルスケアアプリ『4MOON』が、株式会社テックドクターおよびあすか製薬株式会社との共同研究に協力を行います。この研究は、月経に伴う身体的および心理的な症状の正確な理解を目指します。『4MOON』を利用するユーザーからのデータをもとに、科学的なヒントを得て、月経困難症の定量的な評価指標となるデジタルバイオマーカーの開発を目指します。

研究の背景

月経に伴う不調は、世界中で多くの女性が悩む深刻な問題です。報告によると、月経に関連する何らかの不調を抱える女性は、70％に達するとされています。特に、月経困難症は強い腹痛や腰痛を伴い、日常生活や仕事、学業に大きな影響を及ぼします。しかし、症状の個人差が大きく、その実態を正確に把握することが難しいのが現状です。

共同研究の目的と方法

本研究は、テックドクターとあすか製薬の二社が協力し、『4MOON』のユーザーからの協力を得ながら進められます。具体的には、ウェアラブルデバイスから収集した運動や睡眠、脈拍のデータを使用し、月経に伴う症状の実態を分析します。これにより、さまざまな症状が日常生活に与える影響を定量的に評価し、月経困難症の重症度を明確に示せるようになることを目指しています。

ユーザー参加型のこの研究では、希望者からウェアラブルデバイスを装着してもらい、月経に関する自己報告を行ってもらうことで、リアルなデータを収集いたします。これにより、月経に対する理解を深め、適切な治療機会の提供や生活の質向上につながることを期待しています。

今後の展望

本研究によって得られる知見は、月経関連症状の理解を深める重要なステップとなります。今後は、データを踏まえて新しい治療方法や製品の開発を進め、より良い医療サービスを提供していくことが目標です。また、ウェアラブルデバイスを通じて症状のモニタリングを行えば、個別化されたケアや治療への道を開けることでしょう。