日本初、空解が一等無人航空機操縦者技能証明を取得
株式会社空解が、この度一等無人航空機操縦者技能証明(飛行機)の取得に成功しました。これは国内で初めての事例として、同社の代表取締役の森田直樹氏がこの名誉ある資格を手にしました。無人航空機の操縦技術の中でも最高峰に位置づけられる一等の証明を取得したことは、空解にとっての大きなステップであり、業界全体にも新たな可能性を提示しました。
一等無人航空機操縦者技能証明とは?
一等無人航空機操縦者技能証明は、高度な操縦スキルと技術を求められる試験で、特に安全な操縦技術が重視されます。空解が受験した試験は、自動安定装置を用いない完全なマニュアル操縦による基本飛行試験が含まれており、さらにはプログラムによる自動飛行中に異なるプログラムへの変更を行う目視外飛行試験が行われました。これにより、より複雑で制御が難しい状況下でも無人航空機を安全に運航する能力が証明されました。
今後は、夜間飛行および機体重量が25kgを超える試験も受ける予定です。この一等証明を取得することによって、第一種機体認証を得た無人機を用い、有人地帯での無風の目視外飛行(レベル4)が可能になります。特に飛行機の特性である長時間、長距離の飛行を現実のものとすることが期待されています。
空解のVTOL型固定翼機「QUKAI MEGA FUSION 3.5」
空解の主力機であるVTOL型固定翼機「QUKAI MEGA FUSION 3.5」は、常にアップデートが行なわれており、最新スペックは飛行時間が6時間、飛行距離が500kmを記録しています。この機体では、ガソリンエンジン仕様では6時間の飛行が可能であり、電動仕様でも1.5時間の飛行に対応しています。また、ペイロードも10kgまで対応可能で、レーザースキャナー、可視光・赤外線カメラ、スペクトルカメラといった多様な機器を積載することができ、物流・監視・測量の分野での活用が期待されています。
特筆すべきは、この機体がマルチタスクをこなす能力を持つことで、同時に物資輸送を行うことができる点です。また、遠隔操作が可能なジンバルカメラのシステムも独自に開発し、随時ソフトウェアのアップデートが行われております。
ドローン業界の新たな可能性
ドローン業界において、最近では「長距離・長時間・高速・自動」という新たなキーワードが注目されています。これらはすべて高性能VTOL型固定翼機が実現可能な能力です。数時間、数百キロの範囲で、時速百キロ以上での飛行が実現し、広域にわたる監視や情報収集、さらには災害時の物資輸送など、多彩な用途に応じた運用が可能になります。
空解は今後も日本製VTOL固定翼機の最高スペックを追求し、かつて不可能とされたオペレーションに挑戦し、現実のものとしていく所存です。新たなドローン技術を通じて、より多くの人々に安心と利便性を提供し続ける企業であり続けます。
興味がある方は公式ウェブサイトもご覧ください:
株式会社空解