株式会社すららネットがカンボジアで教育改革に挑戦!
株式会社すららネットがカンボジアで教育改善に向けた実証事業を開始
株式会社すららネット(本社:東京都千代田区)は、AIを活用した対話式ICT教材を開発・提供する企業で、最近経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択され、カンボジアでの教育支援プロジェクトをスタートさせることが決定しました。このプロジェクトは、現地の子どもたちの数学力向上と教員育成を目的とした実証事業です。
カンボジアの教育事情
カンボジアは、政治的不安定やCOVID-19による影響で教育システムが大きな打撃を受けています。現在、経済成長を続ける中で、エンジニアリングやIT、データサイエンスの分野で数学の重要性が高まっています。そのため、STEM教育の推進が求められていますが、依然として有資格の教師不足やカリキュラムの問題、教材の質の低さが課題となっています。これらの課題を克服するために、すららネットは数々の対策を講じることにしました。
実証事業の内容
この実証事業では、以下の3つの主要なステップに分けて行われます。
1. クメール語版のデジタル算数教材の開発
すららネットは、インドネシア語版、シンハラ語版、英語版のICT教材「すらら」の一部を基に、カンボジアの教育システムに最適化されたクメール語版の算数教材を開発します。この開発には、カンボジア教育省と公益財団法人CIESF(シーセフ)との連携が含まれ、理数教育の支援や教師育成の取り組みが行われます。
2. 現地小学校での実証
新世代学校(NGS)傘下の小学校を含む4校で、開発したクメール語版教材を用いたパイロットテストが実施されます。生徒の学力や学習意欲、メンタル面の変化を専門家とともに測定し、教育課程との整合性や教務運営の改善点を調査します。
3. 教員の育成
EdTechを取り入れた授業運営には、新しいスキルが求められます。そこで、各校から4〜5名の教員を集め、意識改革とスキルアップの研修を実施します。また、広域展開を見据えたトレーナーも育成し、カリキュラムの質向上に努めます。研修内容はすららネットが提供し、教員育成大学やシーセフと協力して推進します。
今後の展望
本事業の成果に基づき、カンボジア国内のICT教材を活用した教育が実現し、子どもたちの自立した社会生活を支援することが目標です。さらに、カンボジアでの成功をもとに、ASEAN諸国での教育支援の展開を図り、さらなる広がりを目指しております。すららネットは、教育の未来を切り開く先駆者として、これからも振り返ることなく歩み続けます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 すららネット
- 住所
- 東京都千代田区内神田1丁目14-10PMO内神田7階
- 電話番号
-
03-5283-5158