CAPESがPARaDEに新規参画
株式会社CAPES(東京都目黒区)が、2025年1月1日より、「これからの時代のいい会社」を目指す企業共同体「PARaDE」に新たに参加することが決まりました。物流業界からの初の参画となるこの取り組みは、業界の未来を見据えた革新的な動きであると注目されています。
PARaDEの概要
PARaDEは、2022年6月に設立された共同体で、株式会社中川政七商店とTakram Japan株式会社のジョイントベンチャーが運営しています。今回、CAPESが参加することで、PARaDEは18社の企業で構成されることとなります。
この共同体では、利益追求を超えた新しい価値を創造することが重視され、企業の社会的責任や志、哲学といった「個別善」を掲げ、その実践を通じて「いい会社」とは何かを考えていく取り組みを行っています。特に、環境問題に対する意識や、業界全体への貢献が強調されています。
CAPESの目指すもの
CAPESは「物流をかっこいい領域へ」というミッションのもと、物流業界で働く全ての人々が生き生きと活動できる社会の実現を目指しています。この目標のためには、コンサルティングを超えた業界ブランディング、デザイン事業、教育事業など、多岐にわたる活動が不可欠です。これらの取り組みがPARaDEの理念と合致し、参画へと至りました。
共同体の活動
PARaDEでは、参画企業間の情報交換や学びの場が提供されることが特徴です。勉強会やワークショップ、年に1度のPOP UPイベント「Lifestance EXPO」では、企業が共に学び合い、実践的な知識を得る機会が設けられます。CAPESはこの活動を通じて、自社のブランディングに貢献し、物流業界の認知度向上にも寄与したいと考えています。
参画企業の声
PARADe株式会社の代表取締役中川淳氏は、CAPESの参画を心から歓迎しており、物流問題が社会全体の重要なテーマであることを強調しました。相互の学び合いを通じて、より良い企業のあり方を模索していく姿勢が示されています。
一方、CAPESの代表取締役西尾浩紀氏は、PARaDEの一員としての意義を強調し、これまでにない取り組みで業界の発展へ寄与する意欲を示しています。参画を通じて、他の企業と協力し、物流の側面からより良い社会の実現を目指して尽力することを誓いました。
これからの物流の在り方
CAPESは、物流業界の問題を共に考え、未来の「いい会社」像や新しい物流のかたちを探求していくことを目指しています。各参画企業は異なる業種に所属しているものの、共通のテーマである「物流」を持つ中で、この共同体は新たなイノベーションを生む場となることが期待されます。
今後、PARaDEの活動を通じて、物流業界が直面する課題に対する具体的な解決策が生まれることが待たれます。CAPESの参画により、物流業界は新たな方向へと舵を切り、持続可能な成長を追求する時代に突入するでしょう。