東北電力とドコモが連携！CO2削減に向けた新たな電力供給サービス

最近、環境問題への取り組みが各所で進んでいますが、その動きの中で注目を集めているのが、東北電力株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社アスソラの連携による「オフサイト型コーポレートPPAサービス」です。この新サービスは、再生可能エネルギーを活用し、CO2排出量の大幅な削減を目指す試みとして、多くの期待が寄せられています。

オフサイト型コーポレートPPAサービスとは？

このサービスは、アスソラが100％出資するES太陽光合同会社が保有する複数の太陽光発電所で生成された再生可能エネルギー由来の電力を、ドコモが東北・新潟エリアにある自社ビルに供給する仕組みです。具体的には、計6地点に設置された太陽光発電所から合計6346kWの出力を持つ電力を2025年1月29日から長期にわたり、東北電力がドコモに供給します。

これにより、ドコモの自社ビルの年間使用電力量の約20%が再エネから供給されることになり、年間約4800トンのCO2排出量が削減される見込みです。この取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

政府の支援も受けた取り組み

この新たなサービスは、経済産業省の令和5年度需要家主導型太陽光発電導入支援事業に採択されたものであり、政府のバックアップを受けています。この制度は、消費者が小売電気事業者や発電事業者と協力し、太陽光発電設備を導入する際の費用の一部が補助されるものです。これにより、企業は再生可能エネルギーの導入を一層進めやすくなります。

企業のCSRと地域貢献

東北電力は、再エネ由来のコーポレートPPAサービスを提供することで、地域社会のカーボンニュートラル実現への貢献にも力を入れています。具体的には、さまざまなグリーンエネルギーソリューションを組み合わせ、顧客のCO2削減に貢献することを目指しています。顧客満足を高めるだけでなく、地域の環境保護にも寄与するため、持続可能なエネルギーの提供が期待されます。

一方、ドコモも脱炭素社会の実現に向け、今後も再生可能エネルギーの導入を進めていく意向を表明しています。先進的な取り組みによって、企業だけでなく社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献していく姿勢が見て取れます。

アスソラにおいても、地域環境と共存する再生可能エネルギー事業を拡大しながら、クリーンな電気の供給を通じて持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。