DroneSimulator3公開
2019-04-15 19:14:08
3Dドローン飛行シミュレーター『DroneSimulator3』が登場!教育から産業まで幅広く活用
『DroneSimulator3』: 新しいドローンシミュレーターの登場
2023年4月15日、ドローン飛行のシミュレーションを行う新しいアプリケーション『DroneSimulator3』が公開されました。このプログラムは、特にSTEM教育の教材として期待されていますが、その利便性から産業界でもの活用が見込まれています。
アプリケーションの概要
『DroneSimulator3』は、MITメディアラボが開発したプログラミング環境“Scratch3.0”を基にしており、ドローン制御用のブロックが追加されたブラウザベースのアプリです。WebGLとUnityの技術を用いて、リアルな3Dシミュレーションを提供しています。今後はディープ・ラーニング技術を駆使して、ドローンからのライブ動画を活用することで、形状や色を認識したプログラムを実行する機能も搭載予定です。
現時点では移動コマンドを基本的な機能としていますが、将来的には複数台のドローンを制御することも可能になるとのことです。これにより、エンターテインメント用途など幅広い展開が期待されています。
モデリングと機能
『DroneSimulator3』では、DJI Ryze Tello EDUなどのモデルを3Dモデリングとして用意しており、Blenderを使用してローポリゴンのデータを作成しています。さらに、Phantom4やハイブリッドドローンのモデリングも今後追加予定です。
特に、学校の教育環境に配慮して、特別なアプリケーションをインストールせずにインターネット経由で利用できる点が大きな利点です。URLを振り分けるだけで、データ管理やセキュリティに厳しい環境でも安心して使用できます。
目的と教育的価値
このシミュレーターの目的は、単にドローンを操縦する技術を上達させることではありません。STEM教育における科目—科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)—を学ぶための教材として最適化されています。ブロックを追加することで、さまざまな分野のシミュレーションが可能となり、建築工程の記録、塗装用のドローン、さらには非破壊検査用のドローンを含む多様な応用が考えられています。
導入実績
『DroneSimulator3』およびその前身の『DroneSimulator2』は、北海道から九州まで多くの学校で活用されています。公立小中学校でのプログラミングデモ授業や教員向けの研修会など、幅広い場面での実績があります。また、大学の講義や企業での研修会でも採用されています。
無料利用と今後の展望
『DroneSimulator3』は、オンラインで無料かつ登録不要で利用できるため、より多くの人が気軽に触れることが可能です。商用利用も可能ですが、アクセス集中時は制限がかかる場合があります。
公式ウェブサイトにアクセスし、Chrome、Edge、FireFoxのいずれかで接続するだけで利用が開始できます。機能拡張アイコンから、利用したい機能を選択し、シミュレーションを楽しむことができます。
なお、現在の課題として、サーバーのリソース状況により読み込みに時間を要することが挙げられています。ドローンの実機とシンクロ飛行を行う機能も最近の開発ロードマップに含まれており、将来的には実機との連携も予定されています。
パートナー募集
さらに、このプロジェクトでは独自の視点で教材を開発するための協力者を募集中です。教育関係のみならず、様々な分野からの応募を歓迎しているので、興味がある方はお気軽に連絡してみてください。
『DroneSimulator3』は、教育の未来を変える新たな取り組みとして注目されています。今後の進展に期待が寄せられる中、多くの教育現場での活用が期待されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社車輪の再発見
- 住所
- 大阪府大阪市東淀川区東中島4-2-19
- 電話番号
-
06-6320-1221