日本通運株式会社はCBcloud株式会社と連携し、新しい軽貨物チャーター配送サービス「NXクイックチャーター」の実証実験を開始しました。この実証実験は、2024年の働き方改革に向けた物流業界の課題への対策を目的としています。現代の物流業界は、ドライバー不足や業務の属人化、アナログな作業が多く、効率的な運営が求められています。
特に、運送業界では時間外労働の上限規制が導入されることから、将来的な業務負担の軽減が急務となっています。このような背景の中、日本通運グループは効率化や生産性向上に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を進めています。
実証実験の舞台は京都と滋賀エリアで、CBcloud社の「ピックゴー」プラットフォームを活用します。このプラットフォームでは、すでに5万人以上の軽貨物配送ドライバーが登録されています。
「NXクイックチャーター」は、日本通運の顧客がウェブを通じて24時間365日簡単に配送を依頼できる新しいサービスです。具体的には、見積もり・発注から運行管理までを一元的に行うことができ、これにより発注側の業務負担が大幅に減少します。また、急な配送依頼にも柔軟に応じられるため、顧客にとって大変便利なサービスとなります。
このサービスは全国展開を見込み、まずは地域内の32営業所でのテストを行い、サービスの充実と改善を図っていく予定です。ウェブベースでの依頼が可能になれば、どこからでもアクセスでき、時間帯を問わずスムーズに業務を進めることができます。そのため、従来の物流業務の課題解決に寄与することが期待されています。
今後もNXグループはより便利で効率的なサービスをお客様に提供し続けるため、様々な取り組みを進めていく方針です。この新サービスが、物流業界の未来を切り開く可能性を秘めていると言えるでしょう。
実証実験が成功裏に進むことで、全国の企業においても「NXクイックチャーター」の導入が進むことが予想され、今後の日本の物流システムにとって重要なステップとなることでしょう。顧客のニーズに応じた最適な物流サービスの提供を実現するため、両社のさらなる協力が期待されます。
詳細は、以下のリンクからご覧いただけます:
NXクイックチャーターの詳細