豊かな学びの場、麗澤大学
千葉県柏市に位置する麗澤大学は、創立90周年を迎え、国際交流を促進するための特別講義「The Homeland ~故郷に帰還するシリア難民~」を開催します。この講義は、7月15日(火)にドキュメンタリーフォトグラファーの小松由佳氏を講師として迎え、シリアの歴史や人々に焦点を当てた貴重な内容となっています。
講義の意義
麗澤大学が実施する「Global Seminar Series」は、専門家や幅広い視点を持つゲストを招き、学生や教職員、地域住民が活発に交流できる場を提供しています。小松氏の講義は彼女自身のフィールドワークを通じて得られた現地の状況や、シリア難民の人々の生き様を伝える重要な機会です。これは、単なる情報の共有を超え、参加者が深く考え、感じ取る場でもあります。
小松由佳氏について
小松氏は1982年に秋田県で生まれ、2006年には世界第二の高峰K2を登頂しています。彼女はその後、風土に根ざした人間の営みに魅了され、2012年からシリア内戦や難民を取材しています。著書『人間の土地へ』は、多くの人々に感動を与え、彼女の深い洞察力を物語っています。また、第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞し、その功績は業界内外に評価されています。
講義の内容
セミナーでは、国家や国際情勢を超えて、個々の難民の物語に目を向けます。小松氏は、取材を通じて得た具体的なエピソードを元に、シリアの現状や人々の考え、感情を分析します。このアプローチは、参加者がシリアの問題をより深く理解する手助けになることでしょう。
開催概要
この特別講義は、2025年7月15日(火)15:00から18:30(開場14:30)まで、麗澤大学校舎「さつき」iArenaで開催されます。参加者は、地域住民から学生まで幅広く、知識の共有や新たな視点を得る機会を得ることができます。
主催は麗澤大学国際交流センターで、協力には株式会社C's CREATIVEの大坪祐三子氏や今井尚氏が名を連ねています。
まとめ
国際的な視点を持ち、シリア難民問題について考える良い機会となる今回の講義。小松由佳氏の深い取材に基づくお話は、聞く者にとって貴重な経験となることでしょう。弘池学園の理念に基づき、教育の枠を超えた対話と学びの機会を提供する麗澤大学の取り組みは注目に値します。