2023年10月に新たに設立された月光川蒸留所株式会社は、1832年に創業し、190年以上の歴史を誇る日本酒蔵元「楯の川酒造」の子会社です。この新しい蒸留所は、2025年度からプライベートカスクの販売を開始することが決定しました。このサービスは、樽単位でのウイスキー購入を通じて、オリジナルのウイスキーを造るというユニークな体験を提供します。
プライベートカスクとは
プライベートカスクは、自らの好みに応じたウイスキーの製造が可能なシステムです。カスクオーナーは、それぞれ異なる特性を持つ樽で熟成させることで、自分だけの「Only One Whisky」を楽しむことができます。この個性的なウイスキーは、喜びや特別な思い出の一部となること間違いなしです。
2025年度のプライベートカスクについて
2025年度に提供されるプライベートカスクの熟成用樽は「シェリー樽」です。シェリー樽はウイスキーの熟成において、特に初心者から愛好家まで人気があります。この樽で熟成されることで、豊かな香味や深いコク、さらにはドライフルーツのような甘さまで付与されると期待されています。
使用されるシェリー樽はアメリカンオークで作られ、オロロソシェリーを21ヵ月間シーズニングしたものです。オロロソは、強さと深みを兼ね備えたシェリー酒で、ウイスキーの熟成において特に適しています。
シーズニング樽の重要性
シーズニング樽とは、新樽にシェリーを入れて12ヵ月以上熟成させたものであるというシェリー委員会の定義が存在します。そのため、この樽に認証が与えられるには、製造所やシーズニングを行ったワイナリー名などがQRコードによって明示される必要があります。
今回提供するシェリー樽は、シーズニング期間が法定の12ヵ月を大きく超える21ヵ月です。この長期間にわたる熟成は、シェリーの風味を十分に引き出し、深みのあるウイスキーとしての個性を形成する要素となります。多くのスコッチウイスキーの蒸留所でも使用されるこのタイプの樽は、特にウイスキーファンから熱い視線を浴びています。
購入希望者にとっては、数量限定での案内となるため、興味がある方は資料請求を強くおすすめします。
施設概要
月光川蒸留所の所在地は山形県飽海郡遊佐町菅里字菅野37番14です。アクセスは羽越本線「吹浦駅」から徒歩約15分と便利です。さらに、詳細情報は公式サイト
月光川蒸留所 に掲載されています。
会社情報
月光川蒸留所株式会社は、2021年12月に設立されました。代表の佐藤淳平が指揮を執り、1億円の資本金を持つこの会社は、ウイスキー製造を主な事業として展開しています。伝統ある日本酒蔵からの新しい挑戦が、ウイスキーの新たな可能性を引き出すことに期待が寄せられています。
この機会に、自分だけのオリジナルウイスキーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。