エネルギーサービスの新時代、日鉄エンジニアリングと大阪ガスの統合を背景に
エネルギーサービスの新たな展開
日鉄エンジニアリング株式会社(以下、NSE)と大阪ガス株式会社(以下、OG)が共同出資で運営するNS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(以下、NSET)は、最近大阪ガスの連結子会社であるOsaka Gas (Thailand) Co., Ltd.(以下、OGT)の株式を全て取得し、OGTをNSETの連結子会社化しました。この決定により、NSETはOGTの持つインフラや技術を活用して、タイ国内でのエネルギーサービスの拡大を目指しています。
パートナーシップの強化
この統合により、NSETはタイ国内で日系工場向けに提供する天然ガスやバイオマス燃料のオンサイトエネルギー事業をさらに拡充させる狙いです。NSETは、すでに大規模工場向けにコージェネレーション設備の電気と熱を供給していますが、OGTの技術も統合することで、エネルギー供給サービスの効率化と顧客へのサービス提供の幅を広げることが可能になります。
環境への配慮と効率化
OGTは、天然ガス導管が整備されていない地域において重油やLPGを使用している工場にコストダウンを図るとともに、CO2排出量の削減に貢献することを目指しています。具体的には、ガス導管の延伸を行ったり、ガス導管が設置できない地域においては圧縮天然ガス(CNG)や液化天然ガス(LNG)への燃料転換を進めています。このように、OGTは環境に配慮したエネルギーソリューションの提供を通じて、持続可能な社会の実現を支援しています。
顧客ニーズに応えるサービス
NSETは、今後OGT既存顧客に対して県維持や追加的な省エネ提案を行う方針です。Daigasグループが保有するバイオガス製造技術や低炭素商材をもとに、顧客の多様なニーズに応じたサービスの提供が期待されています。このように、NSETの効率的なエネルギー供給システムとOGTの豊富な経験が融合することにより、より高性能で環境負荷の少ないエネルギーソリューションが実現されるでしょう。
技術革新と持続可能性の追求
NSETは、高効率エネルギー供給プラントに関するエンジニアリングと操業管理技術を基盤に、環境性や経済性に優れたエネルギーソリューションの提供を目指しています。これにより、顧客の低炭素社会の実現に向けた取り組みをサポートし、持続可能な社会の発展に寄与することを掲げています。今後、NSETとOGTの連携が、タイ国内のエネルギー市場に与える影響と役割はますます重要性を増すと考えられています。
まとめ
日鉄エンジニアリングと大阪ガスの統合により、エネルギーサービスの新たな時代が開かれました。NSETとOGTのシナジー効果によって、お客様に対するサービスの向上が期待され、より持続可能な未来の実現へと繋がるでしょう。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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日鉄エンジニアリング株式会社
- 住所
- 東京都品川区大崎一丁目5番1号大崎センタービル
- 電話番号
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03-6665-2000