ミニストップが導入した生成AI活用の採用支援サービスとは

ミニストップが生成AIで採用活動を革新

ミニストップ株式会社は、国内外に展開するコンビニエンスストアチェーンとして広く知られています。日々の暮らしを彩る商品やサービスを提供し、裾野を広げる同社が、最近、新卒採用において新たなアプローチを採用しました。それが、TechSuite株式会社の生成AIを活用した採用スカウト代行サービス「AIスカウトくん」です。

この記事では、導入に至った背景やその効果をミニストップの人事部新卒採用チームに伺いました。

導入のきっかけと課題

ミニストップが「AIスカウトくん」を導入する前、同社の採用活動は全て手動で行われ、スカウトの送付数には月ごとに大きなばらつきが生じていました。インターンシップの期間中にスカウトを通じて母集団を形成することはできていましたが、さらなる効率化が求められていました。

そのため、生成AIを活用し、学生に効率的にアプローチできる方法を模索していました。「AIスカウトくん」の特徴を知ることで、多くの学生が就職活動を終える時期でもスカウトでの候補者選定が可能になる点に魅力を感じて、導入を覚悟しました。

他社サービスとの比較

他のAIを利用した採用サービスも検討していたミニストップですが、「AIスカウトくん」の決定的なポイントは、AIによる自動化と専門家による丁寧な確認が同時に行われる点でした。具体的には、AIの有効活用を図りながらも、スカウト文の確認などは人間が行うため、ミスマッチや機械的文章への懸念も払拭されている点が安心だと感じられました。

効果を実感した採用プロセス

「AIスカウトくん」を導入してから、採用にかかる工数が大幅に軽減されたと語るミニストップの人事部。これまでは手作業だったスカウト候補者の選定や送付、生徒からの返信対応などをすべてサービスに任せられるようになり、余力が生まれたそうです。この結果、面接や内定後のフォローに集中できるようになったと話します。

さらに、従来の大手求人サイトからのエントリーが減少傾向にある中、「AIスカウトくん」によって直接的に応募が増えていることにも驚きです。この結果、質の高い母集団を形成できたと実感されています。