戦略的提携の意義
2022-08-20 10:00:01
ダイレクトカーズとLACホールディングスが戦略的提携でさらなる飛躍を目指す
ダイレクトカーズとLACホールディングスが2022年9月23日に資本業務提携を結ぶことを発表しました。この提携は、両社のキャンピングカー事業を通じて互いの強みを活かし、国内トップクラスの製造・販売・サービス体制を構築することを目的としています。
ダイレクトカーズとは
ダイレクトカーズは、ミニバンのカスタムからスタートし、現在はキャンピングカーの製造・販売に特化しています。本社は三重県に位置するATSUGI BASEで、「人生を楽しむ相棒」として、また「緊急時の生活を支える道具」としてキャンピングカーを提供しています。
LACグループの成り立ち
一方、LACホールディングスは、「Life is an Adventure with C」という理念のもと、岡山県倉敷市を拠点とする株式会社デルタリンク、徳島県吉野川市にある株式会社アネックス、愛知県日進市の株式会社キャンピングカーランドなど3社から構成されています。特に、2022年には年産300台を製造できる倉敷玉島工場を新設し、さらなる成長を図っています。
提携の背景
この提携によって、ダイレクトカーズはLACグループの国内外での製造・販売網を活用し、更なる業界の発展を目指します。ダイレクトカーズの代表取締役である百田雅人氏は、10年後に向けた将来像を描く中で、LACグループとの提携が欠かせないと感じています。また、LACホールディングスの山田秀明社長も、この提携によってキャンピングカー業界の安定化とサービス向上に向けて自信を持って取り組めると述べています。
キャンピングカー市場の現状
キャンピングカー市場は急成長を遂げており、2021年には販売総額が635億円を上回り、出荷台数が6,445台に達しました。特に、コロナ禍の影響で密を避けられるアウトドア観光の需要が増し、今後の市場成長が期待されています。これにより、両社の提携は単なる企業戦略にとどまらず、ユーザーに新しいライフスタイルを提供する可能性を秘めています。
今後の展望
資本業務提携後、ダイレクトカーズはLACホールディングスの副社長に就任し、新しい経営体制が整うことになります。この体制により、キャンピングカーの製造・販売・サービスにおいてよりスムーズかつ効率的な運営が期待され、ユーザーへのサービスも向上していきます。
この戦略的提携はキャンピングカー業界における新しい冒険への第一歩となるでしょう。キャンピングカーは、ただの移動手段でなく、豊かな貴族的ライフスタイルの象徴になりつつあります。今後の両社の取り組みに注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ダイレクトカーズ
- 住所
- 三重県津市河芸町上野876-1
- 電話番号
-
059-253-8888