日清オイリオグループ、プラスチック削減に向けた新戦略を始動
日清オイリオグループ株式会社は、プラスチックの使用量削減に向けた新たな施策を発表しました。これにより、一部商品のキャップシールを廃止し、さらに200gPETボトル商品に再生PET樹脂を使用することが決定されたのです。この取り組みは、同社が掲げる「日清オイリオグループビジョン2030」に基づいており、環境に配慮した企業姿勢が反映されています。
持続可能な未来を見据えて
日清オイリオグループは、プラスチック容器や包装の削減と資源の循環を目標に、以下の要点に取り組んでいます。
1. プラスチック使用量の削減。
2. リサイクル材や植物由来素材の利用促進。
3. リサイクルの仕組みを整備。
このように、持続可能な未来を実現するための具体的な方策が多様に用意されています。過去数年においてもプラスチックボトルの軽量化や、環境に配慮した素材の導入を進めてきた同社。今後はさらなるプラスチック削減のため、その動きを強化していく方針です。
キャップシールの廃止
一つ目の取り組みとして、同社はキャップシールの廃止を検討しています。中栓によって密閉性を保持できるキャップを使用する商品に該当し、早速この春から取り組みが始まります。具体的には、ごま油とオリーブオイルの瓶商品が対象となり、年間で約7.6トンのプラスチック削減が見込まれています。
対象商品
- - 日清純正香りひき立つごま油(130g瓶、250g瓶)
- - 日清ヘルシーごま香油(130g瓶、250g瓶)
- - 日清やさし~く香るエキストラバージンオリーブオイル (145g瓶)
- - ボスコエキストラバージンオリーブオイル(228g瓶、456g瓶)
再生PET樹脂の導入
次に重要な施策として、200gPETボトルへの再生PET樹脂の導入があります。この施策も環境対応素材の拡大を目的としており、既に一部の400g、600g、800gのPETボトルに再生PET樹脂を使用している商品の展開が行われています。
対象商品
- - 日清MCTリセッタ (200gPET)
- - 日清炒め油 (200gPET)
この新たな取り組みは、消費者にとっても大きな意味を持ちます。プラスチックの使用が減ることで、環境負荷が軽減されるだけでなく、持続可能な消費に対する意識の向上にも繋がるでしょう。
まとめ
日清オイリオグループの取り組みは、今後の食品業界における環境への配慮の模範となることでしょう。プラスチック削減への果敢な挑戦は、他の企業にも影響を与え、持続可能な社会を築くための第一歩となることが期待されます。このような企業の姿勢は、消費者に選ばれる要因ともなり、今後の製品開発にも大きな影響を与えることは間違いありません。
詳しいプラスチック削減への取り組みについては
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