SUGINO REPORT特集
2025-03-27 10:40:13

最新技術を紹介するSUGINO REPORTの特集と展望

最新号「SUGINO REPORT190号」の発行



富山県滑川市に本社を構える株式会社スギノマシンが発行した技術報「SUGINO REPORT190号」(2025年3月号)が新たにリリースされました。この技術報は、スギノマシングループが誇る最先端の技術を中心に、その内容を詳しく解説するものです。PDF版はユーザー登録なしにWebサイトで閲覧可能です。

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特集内容


巻頭言:大気圏突入時の空力加熱


今回の巻頭言は、富山県立大学の坂村芳孝教授による「大気圏突入時の空力加熱:熱の壁への挑戦」が掲載されています。この研究がどのように航空宇宙の発展に寄与するのか、興味深い内容が展開されています。

H3ロケットの成功と今後の展望


2024年2月17日、日本の重要な基幹ロケットであるH3ロケットの2号機が打ち上げに成功しました。この成功は多くの人々の尽力によるもので、今後もH3ロケットの3号機、4号機の打ち上げが続く予定です。この部分では、打ち上げの意義や未来のミッションについても触れています。

アブレシブジェット加工の進化


高圧水を使用して金属や樹脂を加工する「アブレシブジェット」技術の新しい開発を紹介。特に、5軸制御機能を備えた最新のアブレシブジェットカッタは、加工精度の低下を防ぐ工夫が施されています。「先行角制御」という新機能によって、加工性能が一層向上しています。

自動化技術の進展


昨今、特に自動車業界では「ギガキャスト」が注目されており、溶接組立を経ずに大きな部品を一体成型する手法が進められています。スギノマシンでは、加工機の効率を追求し、産業用ロボットを応用した「SELFEEDER DUO Robot Edition」という新たな製品の開発に成功しました。このロボット切削技術は、精度とスピードの両立を実現することを目指しています。

バリ取りの自動化と課題


ロボットによるバリ取りの自動化は、職人の技術を超えることが求められていますが、実際には様々な課題が存在します。特にロボットの動作に依存するため、手作業以上の精度を得るのが容易ではありません。現状では、メカニカル機構の改善が求められています。

板金溶接の自動化施策


中小企業における板金の溶接は未だに人手に頼る部分が多く、自動化が思うように進んでいない状況です。スギノマシンでは、ロボットとデジタル技術を組み合わせた新しい溶接ロボットシステムの開発に乗り出しました。このシステムは、溶接経路の簡易作成やリアルタイム補正が可能です。

超音波自動探傷システム


航空機の軽量化に寄与するCFRP製部品の内部検査の重要性に基づき、スギノマシンは「超音波自動探傷システム」の開発を進めています。該システムは複合材の微細な欠陥を検出する機能を持ち、今後の航空機製造に欠かせない技術となるでしょう。

FAの進展に向けた全自動計測システム


少子高齢化が進む中、製造現場でもFAの必要性が増しています。その中で、全自動計測システム「HP-6040V-FA」の導入は大きな意義を持ち、現場の生産性を向上させる可能性を秘めています。

最後に


商業利用における最新技術の進展は、製造業を大きく変えつつあります。スギノマシンの「SUGINO REPORT」では、こうした動向を追い続け、業界との連携を深めていく姿勢を貫いています。技術報の内容を通じて、読者の皆様にもこれからの製造業の未来を感じていただけることを願っています。詳細情報は、スギノマシンのWebサイトでも確認できます。ぜひご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社スギノマシン
住所
富山県滑川市栗山2880番地
電話番号
076-477-2555

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