市民と共に文化を育む新しい取り組み
サントリーパブリシティサービス株式会社(SPS)が、大阪府茨木市の主催する市民参加型プロジェクト「つどい、つながる文化の会議」に参画し、地域文化の創造を目指す新たな取り組みが始動しました。このプロジェクトは、茨木市文化振興ビジョン(第2期)の一環として位置付けられており、参加者同士や文化芸術団体との新しい繋がりを生み出すことを目的としています。
「会議」を超えた新しい場作り
「つどい、つながる文化の会議」は、単なる会議形式にとどまらず、市民が自由に集まることのできる「アートカフェ」という名称の環境を提供します。この新しい場では、地域の文化に関する意見を交わし合い、より開かれた交流を促進します。2023年度には全5回のプログラムを予定しており、市民が積極的に参加し、新たなアイデアの創出に寄与する場作りを進めていきます。
「アートカフェ」を通じてSPSは、参加者同士の繋がりを深め、地域文化を共に創造する力を育むためのサポートを行います。開催場所である「茨木市文化・子育て複合施設おにクル」では、これまでにも様々な文化活動が行われており、茨木市の文化発信拠点としての役割が期待されています。
初回プログラムの成果
初回のプログラムは12月1日に開催され、アートマネジメントの専門家である藤野一夫教授が招聘されました。藤野教授は、市民主体の文化プロジェクトの意義やコーディネーターとして必要な資質について講演し、参加者たちに対して文化的コモンズ形成の実際の事例を紹介しました。「今まで出会わなかった人がこの場をきっかけに交わり、茨木市をクリエイティブな都市へと変えていく第一歩」とのコメントも寄せられ、多くの期待が寄せられました。
プログラム後のワークショップでは「茨木市の未来」をテーマに意見交換が行われ、世代や背景を越えた新たな繋がりが生まれました。参加者からは、グループワークを通じての新しい出会いや、共同での活動に対するワクワク感の声が多く上がっています。
今後の活動展開
今後もSPSは「アートカフェ」を定期的に実施し、文化的な活動を継続的に展開していく予定です。これまでの経験を活かして、市民の創造性を引き出しながら、文化の繋がりを生み出す瞬間を共に創り出していきます。
え、サントリーパブリシティサービス株式会社は1963年から人、企業、地域をつなぐ新しい価値の創造に取り組んできた実績があり、様々な文化施設の運営を通じても地域の活性化に寄与しています。今後も多様な働き方が可能な企業として、文化振興に携わっていく姿勢を貫いていきます。