NGP協同組合が奨励賞受賞
2024-03-01 17:38:28

NGP協同組合、脱炭素に向けた取り組みで「NIKKEI脱炭素アワード2023」奨励賞を受賞!

NGP協同組合、脱炭素化への貢献が認められ「NIKKEI脱炭素アワード2023」で奨励賞受賞



NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(以下、NGP)が、その持続可能な取り組みが評価され、「NIKKEI脱炭素アワード2023」において奨励賞を受賞しました。3月1日、日経ホールにて盛大な贈賞式が行われ、同組合の取り組みが改めて広く注目を集めました。

今回の受賞テーマは「自動車リユース部品でカーボンニュートラルに貢献~CO2削減効果の定量化と普及・啓発活動~」。NGPは、自動車リユース部品の活用によるCO2削減効果を定量的に分析し、その成果を積極的に発信することで、環境保全への貢献を図っています。

この取り組みは、単なるCO2削減効果の算出にとどまりません。富山県立大学や明治大学との産学連携による長年の研究、そして、組合員への教育、一般消費者への啓発活動へとつながる、多角的なアプローチが特徴です。

10年以上にわたる産学協同研究と地道な努力



NGPの取り組みは、2013年に富山県立大学、明治大学との産学共同研究会設立にまで遡ります。ライフサイクルアセスメント(LCA)の手法を用いて、自動車リユース部品のCO2削減効果を定量的に算出することに成功。この成果は、独自のシステムへの導入、ホームページでの公開、そして、見積書や請求書への明記などを通じて、広く社会に共有されています。

さらに、継続的な研究活動として、100回を超える勉強会や工場調査を実施。その知見は、2030年のSDGs達成目標設定や、廃車になった自動車の取扱説明書をアップサイクルした環境教育ノートの作成にも活用されています。

リユース部品の普及啓発活動



NGPは、研究成果を社会に還元するため、積極的に普及啓発活動にも取り組んでいます。環境展への参加、自動車リサイクル工場の見学会の実施、そして、子どもたちへの教育活動など、幅広い層への啓発活動が、リユース部品の普及促進に大きく貢献しています。

また、2022年からは、自動車関連事業者へのカーボンニュートラル・SDGsに関する支援サービスも開始。具体的な数値データに基づいた環境貢献書を提供することで、各企業の脱炭素化への取り組みを支援しています。

環境保全への貢献



NGPは、リユース部品の販売によって削減されたCO2量を毎月ホームページで公開し、その一部を「瀬戸内オリーブ基金」に寄付。香川県豊島の環境保全・再生活動を支援することで、環境保全への貢献を継続しています。

未来に向けた展望



NGPは、今回の受賞を励みとして、更なる研究開発、啓発活動、そして環境保全への貢献を推進していきます。部品の調査対象拡大、自動車ライフサイクル全体のLCA評価方法確立など、今後の展望は大きく、持続可能な社会の実現に向けて、積極的な活動を続けることを誓っています。

このNGPの取り組みは、単なる企業活動を超え、環境問題への真摯な取り組みと、持続可能な社会への貢献を示す、社会的な意義が非常に大きいと言えるでしょう。

会社情報

会社名
NGP日本自動車リサイクル事業協同組合
住所
東京都港区港南2-12-32サウスポート品川4F
電話番号
03-6705-1208

トピックス(経済)

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