児童養護施設の子どもたちを支援する巣立ちプロジェクト
認定NPO法人ブリッジフォースマイル(B4S)が、特別な背景を持つ若者たちを支援するために、「巣立ちプロジェクト」を展開しています。このプロジェクトは、児童養護施設で暮らす高校3年生を対象に、彼らが自立するために必要な知識やスキルを学ぶことを目的としています。具体的には、引越し手続き、金銭管理、危険回避の方法などを教える月1回のセミナーが用意されています。
「巣立ち」に向けた学び
今年度の巣立ちプロジェクトには257名の高校生が参加し、8月17日と23日に開催された第1回セミナーでは、42名の新しいサポーターが加わりました。参加者は、社会人ボランティアの支援を受けながら、半年間同じメンバーで集まり、将来の自立に向けた学びを深めています。オンライン授業を含めた14のブランチで多数の学生が参加しています。
ポイント制度で支援の輪を広げる
セミナーに参加することで付与されるポイント制度も特徴的です。このポイントをB4Sが提供する「トドクン」というシステムを通じて、生活必需品に交換することができます。企業や個人から寄付を受け付けており、一人暮らしに最も必要な家電やデジタル機器の提供を呼びかけています。
クラウドファンディングの開始
今回のプロジェクトをさらなる手助けするために、クラウドファンディングも開始されました。このプロジェクトは、8月27日から10月31日までを予定しており、第一目標額は300万円に設定されています。支援者は、少しでも多くの子どもたちが必要な支援を受けられるように、自分の気持ちを形にして応援できます。
つながりと支援
B4Sは、巣立ちセミナーの開催を通じて、子どもたちとサポーターの関係を築き、彼らが社会に出た後も繋がり続けることを目指しています。「アトモプロジェクト」では、巣立った後も仲間や支援者とつながる機会を増やすイベントが開催され、若者たちの居場所づくりに貢献しています。
最後に
親を頼れない子どもたちが夢を追い、自立するための支援が行われています。「誰かが応援してくれる」という気持ちが、彼らの不安を和らげ、未来への希望を与えます。皆様の温かいご支援が、多くの若者たちの笑顔を生み出すことに繋がります。どうか、クラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。