第10回1EdTech Japan賞の受賞者発表
一般社団法人日本1EdTech協会が主催する「1EdTech Japan賞」の第10回の受賞者が決まりました。この賞は、教育テクノロジーの優れた利用を評価し、教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献したプロジェクトを顕彰するものです。創設から今年までの10年を経て、様々な革新や挑戦が育まれてきました。
最優秀賞の受賞者
最も大きな栄誉を手にしたのは、国立大学法人大阪教育大学の『教員生涯学習プラットフォーム「OZONE-EDU」』です。このプロジェクトは、教育現場における教員のスキル向上を図るためのプラットフォームとして、その革新的な価値を認められました。
優秀賞の受賞者
さらに感心を集めたのは、以下の2社です。
- - 株式会社ベネッセスタイルケアグループの『AIが実現する子どもの育ちの可視化と業務負荷軽減「こどもストーリー」』は、AI技術を活用して教育の現場を支援し、効率的かつ質の高い教育を実現します。
- - 株式会社みんがくの『スクールAI』では、教育現場に最適なアプリを作成できるプラットフォームとして、教員の負担を軽減しつつ、生徒への指導をより効果的に行える環境が提供されます。
特別賞と奨励賞
特別賞にはPCNC Co., Ltdが受賞した『TOAPING』が選ばれ、AIを用いた読書と韓国語教育サービスの革新性が評価されました。奨励賞の受賞者には、教育現場で広く展開されているプロジェクトが並びました。
表彰式のご案内
受賞を祝う表彰式は、2023年11月17日に東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて行われます。最優秀賞を受賞した国立大学法人大阪教育大学が特別講演を行いますので、関心のある方はぜひご参加ください。
受賞プロジェクトの国際的な意義
特に注目すべきは、最優秀賞と優秀賞を受賞した3名の機関が、2026年にアメリカのサンフランシスコで開催される「Learning Impact Awards 2026」のファイナリストに選ばれる権利を手にしたことです。この国際的な賞は、教育の場におけるテクノロジーの革新的な活用を評価するもので、受賞プロジェクトは学習者や教育機関への実質的な影響を与え続けています。
1EdTech Japan賞の意義
1EdTech Japan賞は、教育現場でのデジタル技術の効果的な導入を推進し、教育者と学習者に新しい機会を提供することを目的としています。この賞を勝ち取ったプロジェクトは、今後の教育のあり方を大きく変える可能性を秘めています。教育の現場で起きている変革を目の当たりにし、その成果を享受できる日が楽しみです。
これからも教育テクノロジーの発展に向けた取り組みが続々と登場することに期待が高まります。